2010年 01月 02日
プノンペン通信 Vol.2 |
プノンペンは高層ビルがないこともあり空が高い。人口150万程、バンコクのような大都会ではないものの雰囲気的にはバンコクの裏道などとさほど変わらず、むしろかえってカンボジアの王宮周辺の整備や美観的な観点でいうとバンコクよりも美しい。最近まで内戦で荒れていた国土を思うと決していわゆる豊かさまでは感じないまでも急激な復興を遂げていることに驚きます。感覚として、プノンペンの人は擦れていないというか、観光客にとってバンコクにはない安心感のようなものがあります。タクシーやトゥクトゥクなどの値段交渉にしても、店やレストランにしても外国人だから吹っかけられたりとか、ボラれたりということが基本的になくて、栗助ともども居心地のよさに数日滞在を延長しようと画策したくらい。
タクシーというものがほとんど走っていないくて、公共の足はもっぱら例のトゥクトゥクか、バイクタクシー(後ろに乗せてもらうヤツ)、あるいはリクシャー(自転車の前方に座席が1つついているヤツ)くらい。僕らはトゥクトゥクがお気に入り。街の匂いや音を身近に感じながらバイクや車の洪水の中を縫うように走る感覚はちょっとした遊園地気分というか。ほこりっぽいのと、排気ガスの臭いがちょい気になりますけどね。そもそもこの手の乗り物って、アジアのどこの国でもそうですが観光客と見るとふっかけられそうで、乗りたいのはヤマヤマでもなんとなく尻込みしてしまうところがあるものです。その点プノンペンは明朗会計。交渉は必要ですがおおよそ3-5ドルくらいで決着します。というわけで、時間制でチャーターしたり、ちょっとした移動に僕らはもっぱらトゥクトゥクを利用し、プノンペンの街を夜に昼にと疾走したわけで。
ちなみにベトナムに行ったことのある方はご存じのとおり、プノンペンもものすごい数のバイクが市内を走り回っています。イメージとしては一頃の北京の自転車の洪水のようなあんな雰囲気。しかも、1人で乗っている人は滅多にいなくて1台のスクーターに2人~4名というのが普通。赤ん坊を抱えて5人乗りという上海雑技団かと思うような「芸当」を見せる人も時折見かけます。ある種、これはこれでエコでしょうね(汗)。同じ燃料で1人しか乗らないより5人乗った方が・・・・(違うか)
by usatoru
| 2010-01-02 23:39
| 旅
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