2010年 08月 14日
ストラスブールの日傘。 |
ストラスブールは雨傘が要らないほど爽やかな晴天。バーデンバーデンから再び列車に揺られて国境を越えてストラスブールへ。アルザスやロレーヌ地方というとドイツとフランスの間で長くその帰属を巡って争われたことは、国語の教科書の「最後の授業」なんてのを覚えているオジサンやオバサンもいるのではないかと。(同年代はもう完全に中年呼ばわり<汗)。
そういった歴史的地理的背景もあって微妙に独仏の文化がミックスされた地域とはいえ、ドイツからフランスに来るとなんとなくやはり几帳面なドイツ文化からフランスの適当文化のような変化を感じ取るから不思議。
ストラスブールでは2人で気が狂ったように再び自転車乗りまくり。旧市街のこの町のシンボルでもある巨大なカセドラルを中心に、雰囲気あるプチ・フランスやその界隈の石畳を走り回る。あの巨大な天を衝くような巨大なカセドラルが狭い路地の間から見えた瞬間は、おおーっ!と誰もが思うはず。いずれにしてもこの街は自転車専用道路があるから走りやすくて、時折カフェやレストランの横に自転車を停めてその横のテーブルで休憩したり。旧市街の中は基本的に徒歩かトラム、自転車しか乗り入れができないため、これもまた住民や観光客にも優しい街づくり。いい街です。僕はというと、どうもドイツ語からフランス語への脳の言語変換が苦手なようで少々言葉で混乱しがち(汗)。間に英語が入るとそうでもないんだけれど、ドイツ語は滅多に使うことがないせいもあるかと。ドイツ語に関して言うと、栗助は全く解さないので珍しく僕がいろいろと(初歩レベルですが)通訳仕事を。
ストラスブールはかなり観光地でもあり。基本はやはりフランス人とドイツ人、そしてスイス人といった国境地帯の人々。次に目立ったのがなぜかロシア人。いずれにしても、なんかこうした王道の観光地もなんだか随分久しぶりでそれはそれで楽しかったかな。聖堂を見上げる地元の人は来ないような観光地のど真ん中のレストランで食事をするのも、それはそれでまたヨシ。アルザス料理は、結構素朴でソーセージやハムや肉類にキャベツやポテト添えのような田舎料理のような風情で、どちらかというドイツ風な印象。うまっ!!って感じでは正直ないけど、ワインやビールはやっぱりウマい。夜は10時からムソルグスキーの「展覧会の絵」に合わせてカセドラルの光の演出があり、栗助と石畳の上に寝転がって空と塔を見上げながら。
では、写真館コーナーへどうぞ。
by usatoru
| 2010-08-14 09:31
| 旅
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Comments(4)
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Nobu
at 2010-08-14 10:20
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素敵な雰囲気伝わってきますよ〜!
お天気も良さそうで、良い夏休みですね!
東京は最近ちょっと曇りがちなせいか、暑さは幾分和らいだ感じです。
お天気も良さそうで、良い夏休みですね!
東京は最近ちょっと曇りがちなせいか、暑さは幾分和らいだ感じです。
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queenanneboy
at 2010-08-15 14:08
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最後の授業って、あのドーデーのですよね?読みましたよ、って世代はビミョーに違うかもですが(笑)アルザスロレーヌ地方、綺麗だとは聞いてましたがこんなに綺麗な町並みだったんですね。次回パリに足を伸ばす機会に恵まれた時に寄ってみます。唐突ですけど、アルザス地方のシュークルート(ザワークラウト)美味しかったですか?ドイツに近いから美味しいという噂を聞いたもので。。。タイトル読んでて、シェルブールの雨傘を思い出しました。あれも素敵なお話でしたね。
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usatoru at 2010-08-22 16:37
Nobuさん。むこうは涼しい夏で避暑してるような気分になりました。今、東京で死んでいます、、、
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usatoru at 2010-08-22 16:39
queenanneboyさん。結構長く教科書にのっていたということなんですね?アルザスは結構フランスにあってちょっと気持ち異文化って感じでなかなか面白いのでお勧めです。ジュークルートは、、、食べてません(汗)