2011年 01月 11日
妻気分。 |
日中はお互い仕事でバタバタしているものの、そうはいっても僕は早く帰れます。というか、どう考えても日本よりも健康的な生活。今日は彼女へのお礼も兼ねて僕が手料理をつくって彼女と彼女の同僚を待っていることにしました。まあ、実際にはここにいる間はここが「僕の家」ってことで、彼女たちを招待したようなカタチですが)
とはいえ、自分の家じゃないとキッチンの勝手もわからず、かつ海外って細かなことで意外に日本と違ったり食材も違ったりで結構本領発揮は難しいんですよね。彼女の家も料理用の包丁がないので果物ナイフだったり、フライパンが小さかったり、まな板がマウスパッドくらい小さかったり、本当は生姜をおろしたいけどおろし金が存在しなかったりとまあ織り込み済みといえばそれまでですが、やっぱりどうも準備段階から消化不良な感じ。とにかく切れない果物ナイフで大量のみじん切りを作る作業の悲哀。部位がわからず買ってきたチキンは肉を「広げてみたら」なかなかナチュラル♪な感じで結構グロい感じみたいな、、、魚は捌けて鶏を捌いたことのない人間にとってはまさに悪戦苦闘です。しかも、果物ナイフだし。切れないストレスっていったらありゃしません。
まあ変に和食をつくると完全に食材や調理方法からして完全に未知との遭遇になってしまうので、無難にメニューは洋食です。
サラダ(キャベツ、コーン、トマト、インゲン、ゆで卵添え)→ドレッシングをオイル・醤油・玉ねぎとセロリ・酢、ゴマなどをミキサーにかけて和風に。本当は風味付けにゴマ油がほしいところ。本当は新鮮なレタスがほしかったけれど冬場なのでキャベツに変更。千切りにして軽く塩揉みをして水分を出し、水洗いをしてからわざと塩を入れなかったドレッシングで和えてみました。好評(^^
オリーブオイルにニンニクで味付けをして、そこにみじん切りの玉ねぎを炒めツナ缶のフレークと共にホールトマトを投入。煮立ったら溶けやすそうな適当なチーズを適量入れて(とろけるチーズみたいなのがあれば本当はいいんだけど)あとは塩だけで味付け。茹で上がったペンネをフライパンの中のソースに軽く絡めてバジルを振って出来上がり。シンプルだけどコレ美味しいです。それにしても見よ、このみじん切りの粗さ。大変だったんです、もう。本当は唐辛子入れてピリッとさせたいところですが、こちらは結構辛みが苦手な人が多いので入れませんでした。まあ、寿司でいうサビ抜きのような子供向けですな・・・
チキンのホワイトシチュー
本当はデミグラスソースをつくって赤ワインと共にぐつぐつ煮込んでビーフシチューをつくりたかったのだけど、牛のバラ部分が売り切れ。ゆえに鶏肉で方向転換しました。牛乳とポテト、バター、小麦粉をつかってホワイトソースをつくります。コーンたっぷり、ブロッコリーなどの緑も添えてこれも美味しく出来上がり。僕はこれに少々生姜を入れるのが好きかな。これも好評。レシピ公開を要望される。クラムチャウダーの応用なんですけどね(笑)
スイートポテトのような(デザート的に)
持参の醤油を隠し味にして大学イモ的スイートポテトを2-3口分づつつくりました。甘いもの好きな国民性だけに「これはなんだ?」とこれまた好評。
まあ凝った料理ではないので失敗はしないはず。現にシチューはいい感じにできあがったので、後は食べるときに再度火にかけてミルクを入れて出来上がり。パスタソースも事前に作ってしまったので、後はペンネを茹でて温めたソースに絡めるだけ。事前にできるものは作ってしまういというかなりの手抜きですが、「彩りもきれいでレストランで食べているみたい!」と感激されたものの、若干いろいろと日本と違う食材や手法を使うこともあってアレンジが散りばめられおります・・・。
見ての通り、これって結構日本では一般的な家庭の食卓。味付けなんかも教えられたわけじゃないけど、僕の母の料理チックです。料理って、レシピを見ながら作ることはしない僕ですが、要は想像力ですよね。こうしたらおいしいんじゃないかとか、こういう組み合わせは美味しいハズ、とか。日本のキッチンと異なる海外での料理は、特に食材も含めてその創造力がモノを言います。
で、大失敗が1つ。機内では厚顔無恥状態でパシャパシャ撮っているにもかかわらず、この写真が1枚も・・・・ない。すっかりそんなこと忘れていて。上のパスタ画像はフライパンに残ったものを辛うじて接写したものです。だって、日本のように一気に並べるわけじゃなくて、最初にサラダ、次にシチュー、そしてパスタ、、、と何度もキッチンに立たなければならず大変お忙しかったのです。でも画像がないと、創作料理というよりこの話自体が創作じゃね?といった疑念を持たれる可能性もありますね(泣)。ホント失敗した~。ま、いっか。美味しそうなものは機内食激写でご堪能ください。
by usatoru
| 2011-01-11 23:23
| 栗文キッチン
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Comments(8)
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paris
at 2011-01-11 23:55
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"それとも私を食べる?"から始まって、"この話自体が創作じゃね?"まで大いに笑わせていただきました。オウベイジンはまな板使いませんよね。左手にニンジン、右手にペティナイフでもってお鍋の上で切り取ってぽとぽと落としていく感じ。これはこれで器用なようなそうでないような… 文太さんのホワイトソースはポテトを具として入れるのではなくて、小麦粉を炒めるときに入れるのですか?? マッシュにしていれるのですか??ここだけ予想外のレシピでした。
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文太さんの手料理食べてみたいです~wウチには包丁はありますが、まな板は小さいですねぇ。フライパンも同じく。
レシピ?を読んで、いかに普段文太さんが料理慣れしてるか分かりましたよ~、素晴らしい!
早速作ってみます、その時はつくレポをアップします、っていつからここは料理ブログに??w
レシピ?を読んで、いかに普段文太さんが料理慣れしてるか分かりましたよ~、素晴らしい!
早速作ってみます、その時はつくレポをアップします、っていつからここは料理ブログに??w
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Nobu
at 2011-01-12 14:06
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文太さんは何でもできますねぇ。すごいなぁ。
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kiko
at 2011-01-12 22:19
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文太さんお婿に来て下さいm(__)m異国の地でこれだけのメニューのおもてなし素晴らしい!!ブラビッシモ~
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usatoru at 2011-01-13 18:01
parisさん。料理の器具や心構えからして違う異文化交流って感じですよね。ポテトは、ボストンのクラムチャウダー風で少しマッシュ状にして入れるのです~
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usatoru at 2011-01-13 18:01
maiさん。威張って人に出すような料理じゃないけれど、人がいないと作らないというある意味難しい僕の料理です(^^;でも、簡単でしょ?(笑)
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usatoru at 2011-01-13 18:02
Nobuさん。なんでも?何でもかな?そうかな?うーん・・・・
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usatoru at 2011-01-13 18:02
kikoさん。でも割と洋食系なのでなんとか頑張れました。和食になると食材からして大変ですもんね~