2011年 05月 22日
家族とか。 |
僕なんかはそれでも一般には口外していないとはいえ、パートナーもいて、そしてゲイ社会でのコミュニティも少なからず持ってる。そしてこんなブログなんかも大公開しちゃってたり(内容は至ってノンケですが)、そこそこゲイ社会の中での自分の立ち位置みたいなものが輪郭はおぼろげながらあったりします。
ただ、そうした僕の友人たちも至ってごくごく普通のそのあたりにいそうな人たちなんだけど、大概は本当の意味で全てに対してカミングアウトしているケースはやっぱり少ない。家族には言ってないって人も多い。それって悲しくない?自分が生まれ育ち、そして愛され、愛してやまない家族に対して、地球上でおそらく一番近しい関係の家族に対してずーっと、10年も20年も30年も・・・・もしかしたら死ぬまで言えないということ。別に悪いことをしているわけじゃない。でも言えない。否定されることが怖くて言えないということばかりじゃなくて、その苦しく長い生涯の沈黙にはゲイの子供たちなりの家族への愛情の形でもあったりするんです。なんかね、特に僕なんかもうすっかり大人になってしまったけれど、小さな子供がなんだかよくわからないままに「これはお父さんにもお母さんにも言えない」と悩みながら、けなげに毎日生きているって思うとなんだか胸痛い。やっぱりなんか子供の頃から孤独な背景が染みついちゃってるのかもしれません。「言えばいいじゃない。きっと分かってくれるハズ」って第三者は簡単に言うんですけど、それだけのことであれば公には理由が明かされない中高生、あるいは「大人の」ゲイの自殺だってこんなに多くないはず。まあ、これは極論ですが。
昨日、学校が終わってからこの連休中に第2子が生まれた妹の家に立ち寄りました。小っちゃいねー、子供って(笑)。多分、この世の中の触感で最高の肌触りはきっと赤ちゃんの肌だと確信する。きっと、それは物理的な触覚だけじゃなくて、いろんな心、優しさとか慈しみとか未来とか、、、おろんな心の要素が作り出す感情なんだろうなあ、と思います。この子が幸せな人生を歩めますように、、、そんなことを思いながら、決して卑屈になっているわけじゃないけれど、ちょっと久しぶりに自分がゲイであることの悲哀なんかちょっと感じちゃったりして。
♪私からあなたへ
この歌を届けよう
広い世界にたった一人の
私の好きなあなたへ♪
なんか、急にこんな歌を思い出した(笑)
by usatoru
| 2011-05-22 11:18
| 同性愛考・・・
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Comments(4)
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at 2011-05-22 12:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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by
RIN
at 2011-05-23 10:12
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こんにちは
私くらいの歳になると男も女も何だか関係なくなってきます
人間として付き合える様になるからだと思います
息子がもしもゲイですって 告白したら やっぱり驚くとは思うけど
文太さんみたいに繊細で優しい人間なら 愛する事に変わりはないかな?
ずっとずっと昔に戻って その頃の貴方を抱きしめてあげたいです
私くらいの歳になると男も女も何だか関係なくなってきます
人間として付き合える様になるからだと思います
息子がもしもゲイですって 告白したら やっぱり驚くとは思うけど
文太さんみたいに繊細で優しい人間なら 愛する事に変わりはないかな?
ずっとずっと昔に戻って その頃の貴方を抱きしめてあげたいです
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by
kiko
at 2011-05-23 22:01
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文太さんの サミシサに いつも共感しています
仕事の忙しさ、充実感と 同時にある 虚無感
何のために 生きているんだろう とふと思ってしまう
それでも やっぱり 外用の顔があったり
いつも あー 私と同じだ と思って読んでます
仕事の忙しさ、充実感と 同時にある 虚無感
何のために 生きているんだろう とふと思ってしまう
それでも やっぱり 外用の顔があったり
いつも あー 私と同じだ と思って読んでます
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by
mimi
at 2011-05-24 15:33
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私もRINさんと同じように思います。文太さんのブログを読みながら2人いる息子達がカミングアウトすることがあったらどうしようかと考えます。私にとって大切なのは「息子達が幸せである」ということです。文太さんのように良いパートナーに恵まれるということが一番です。でも、正直なところ根本のところでの悲しみとかはわかって上げられないとも思い、悲しい気持ちになることもあります。