2011年 06月 28日
忘れていた感覚 |
決してネガティブな意味ではなくて、僕はこの言葉にある種の清々しさとすごくシンプルで純粋な気持ちを見た気がしました。気心知れた人たちと皆でワイワイ箱根にドライブ。梅雨の山道はしっとりとした空気で、谷からは雲が沸き立つように空に駆け上っていく。宿で開け放った窓から吹く風は、でも気持ちよく、目の前の林の風景の清々しさに加えて、時折降りだす雨が葉っぱに有ったってパラパラと音をたてると一瞬それは雨の降り出しなのか、にわかに風が吹き出したのかわからなくて、それを判断しようと耳を澄ませる。雨が降れば緑と土の香りが沸き立ち、雨音と重なってそのままウトウトと眠りたくなるような心地よさ。
うん、確かに楽しかった。僕もすごく久々にロングドライブを楽しめたし、たくさん深呼吸したし、空や森や木々を飽きるほど眺めたし、温泉でゆっくりもした。美味しいものもたくさん食べた。でも、僕はこの冒頭の従姉妹の言葉に、いかに自分が日常生活の中での一般的な感性を失っているかを気づいたような気がしました。感性って別に美を愛でるととか、自然や小さな事象に高感度に反応する能力というわけではなくて、例えば遠足を楽しみに待つとか、それこそ正月を指折り数えて待つ感覚とか。なんだかそういう感覚が欠乏していた自分に改めて気付いたことは今回の収穫だったかも。そもそも、東京から箱根まで順調に飛ばして2時間はかからない距離。本来旅行好きだった僕なのに、今プライベートな海外旅行でさえもここまでの高揚を僕の心はなくしてしまっている現実。確かに全く何も感じないわけではないにしても、ワクワクしながら楽しみに待つといったようなこともなく、気がつけば数日後は旅行だ!みたいな。忙しさにかまけて、といいつつ寂しい実態。
昔はそういうのってあったと思う。ずっと待ちわびる感覚。夏休みとか。家族旅行とか。クリスマスとか。って、そう考えるとこういうのって家族絡み?のような気もしてくるけれど、もしかして僕には形として今は生活の中に家族がないから、そもそもこういう感覚を無くしてしまったのか?とか。いずれにしても、もっと気持ちを素にして物事を受け入れ、心の底から楽しい、嬉しいと思える喜びとか、幸せの感情が多分今ちょっと退化している自分がいるのだろうと。いかんいかん、、、
by usatoru
| 2011-06-28 19:30
| 自分のこと
|
Comments(3)
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by
Reirin
at 2011-06-28 21:31
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文太さん、ちょっと、負のスパイラルに入りすぎてるのでは?
旅行に高揚感がなくなってるのは、家族は関係ないのでは?
も少し、心を解放してあげましょう!
多分、国内、海外の出張が日常茶飯事で、旅行もその延長で
軽くこなしてるからですよ!
私は家族持ちですが、家族に関係なく、友達とや、一人旅でも
心は高揚し、終わると従姉妹さんと同じ気持ちになりますよ。(笑)
旅行に高揚感がなくなってるのは、家族は関係ないのでは?
も少し、心を解放してあげましょう!
多分、国内、海外の出張が日常茶飯事で、旅行もその延長で
軽くこなしてるからですよ!
私は家族持ちですが、家族に関係なく、友達とや、一人旅でも
心は高揚し、終わると従姉妹さんと同じ気持ちになりますよ。(笑)
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by
あん
at 2011-06-28 22:44
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文太さんありがとう☆
知らず知らずの内に作って構えて心がガチガチになって、素でいることや純粋ではなくなっている自分に気づきました!!
モヤモヤした気持ちにコトバをつけてくれてありがとうございました(^_^)明日からはただ素直になってみよ~っと♪今夜は気持ち良く眠れそうです♪
おやすみなさい☆
知らず知らずの内に作って構えて心がガチガチになって、素でいることや純粋ではなくなっている自分に気づきました!!
モヤモヤした気持ちにコトバをつけてくれてありがとうございました(^_^)明日からはただ素直になってみよ~っと♪今夜は気持ち良く眠れそうです♪
おやすみなさい☆
Commented
at 2011-08-11 17:47
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