2017年 02月 18日
ゲイの能力 |
時間的なせいかお客さんも少なくて、僕も一人客だったもんだから、世代が一緒のママさんとカウンターで飲みながらおしゃべり。並びには常連さんっぽい30代くらいのリーマンくん。まー、一般的にゲイバーってどんなとこ?って一般には思われるかもしれないけれど、要はその名のとおりでゲイが来るバー、ってそのまま。それ以外はごく普通のバー。
たいがい友人に誘われて行くことがあるくらいだけど、毎回思うのはゲイバーの会話って、どこかシニカルでウィットが効いてて面白い。なんか頭の回転がいいのか、話すことにたけているのかわからないけど。
普通だったら応答がなんとも救いのない一般常套句のようになりがちな会話とか内容も、思わず空気が変わってちょっと笑ってしまうような感じに転換される。例えば、一般的なバーでマスターやママにこんなことをボヤいているとします。
「私の代わりなんていくらでもいる、、、私なんて必要ないのよ」
まあせいぜい「そんなことないって。男は〇〇だけじゃないんだし!」みたいな超適当な発展性のない励ましの言葉をマスターやママがかけるのが普通だけど、今日のカウンター並びの隣の30代リーマンくんのボヤキとママ(男w)の対応はこんな感じ。
30代「僕の代わりなんていくらでもいる、、僕なんて必要ないんだよ、、、」
ママ 「バカなこと言わないで!あんたの代わりなんてどこにもいない!!だけど必要ないの」
30代くん「・・・・・」
これってすごく「コミュニケーションの匠」だなーと僕は思うわけ。一瞬、同情したり慰められてたりしてるのかなと思いきや落とす。「代わりがいるかいないか」という観点と「必要があるかないか」という観点は、本質的に違うことを瞬時に判断、的確に捉えてそれを会話に差し込む会話術!?とはいえ、そこに深刻さとか絶望感よりも、どこか面白さとか明るさに転換する感情的なフックが仕込まれていて、これを聞いていた周囲も思わず茶々を入れてきて場が和み、そしてそうこうするうちにボヤいていた本人さえも明るく酒を飲んでいる、みたいな。
ちなみに今日の画像、なんなの?って感じですが。
拾い画像なんだけど、「バーのカウンター(止まり木)に留まるいい男の図」でもないかなぁと思って画像検索したんだけど、出てきたのがコレ。一瞬にしてやる気なくして、検索作業は中止した次第。。。忙しいの、オレ。
by usatoru
| 2017-02-18 13:10
| 同性愛考・・・
|
Comments(4)
Commented
by
alexsea at 2017-02-19 03:21
まさに同感! バーで働いてる人たちの会話術って、半端ないですよね。笑いを取りながらその場の雰囲気を和らげるって、すごく頭が良くなきゃできない仕事だと思う。ウィットの効いたカムバックを聞くと、笑うと同時に心底関心しちゃいます。
0
Commented
by
Green
at 2017-02-19 13:38
x
今週末、ゲイの友人が彼の行きつけのゲイバーに連れていってくれます。ゲイバーお初。普段の彼との会話、シニカルだったりするけど、決して悪い気分にはさせなく面白いので、どんな話ができるか楽しみな四十路子持ちですわ。ただ単に、なかなか出来ない夜遊びができるってのも、楽しみ。
Commented
by
usatoru at 2017-02-21 01:01
alexseaさん。ゲイとかどうどか関係なく、弾む会話と笑いのある楽しいお酒の時間は、誰にとっても楽しいわけで、そんな時間を提供できるのはまさに能力!と思うわけです(笑)
Commented
by
usatoru at 2017-02-21 01:03
Greenさん。楽しんできてくださいねー。女性もWelcomeなゲイバーは最近増えてきてるみたいです。女性がいるといないでは空気は変わる側面もあるんですけど、ゲイも世間に浸透してきてからこその現象でしょうねー。