2017年 03月 08日
どんな気持ち? |
「今のお気持ちは?」とマイクを出しだす恒例の取材パターン。芸能ネタならともかく、一般人のこうした事故や災害での無遠慮で意味のない報道ってやめられないもんなんだろうか。かえって痛々しいし、怒りを覚えます。報道側も視聴者をバカにしているようにもとれるし。
「残されたご遺族も、急な別れに胸が張り裂けそうな悲しみの中にあるものと思います」程度のコメントでいいのでは?別にインタビューして、その生の声をきかなくても、視聴者も人間だからそんなエビデンスはなくても十分わかるし、想像に難くない。
こういうことにかかわらず、「人の気持ち」というものが、いかに世の中的に無頓着なのかといことがこういう報道の在り方にも表れているような気もします。以前、テレビの軽い番組でゲイの人に向かって「ゲイに生まれてよかったと思うことは?」なんて質問してたアホがいたなあ。そんな酷な質問ってないわけで。往々にしてゲイに生まれて悩んだり困ったり、あるいはそういうことに目を逸らして頑張って生きていたり、あるいは前向きに意識的に「ゲイだからこそ、こんなプラスがあった」と思って生きていたりもするけれど、なんかああいう番組で興味本位に聞かれるのって、デリカシーも思いやりもない、人の気持ちを解することのできないワンシーンだったな、と思ったことを思い出しました。
by usatoru
| 2017-03-08 00:30
| つぶやき
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Comments(4)
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ビクトリア
at 2017-03-08 09:38
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おはようございます。
激しく同意。東北の地震の時にインターネットのニュースで見た、お父さんが流されたとインタビュアーにこたえていた人の事が今でも忘れられません。
家族を失った人にインタビューするより、他にするべき事が有るのでは、と思います。
激しく同意。東北の地震の時にインターネットのニュースで見た、お父さんが流されたとインタビュアーにこたえていた人の事が今でも忘れられません。
家族を失った人にインタビューするより、他にするべき事が有るのでは、と思います。
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よーすけ
at 2017-03-09 13:17
x
情報も新鮮なうちが勝負なんでしょうね
それにしても
元気に仕事に出掛けたら
それが最後なんて…
僕も含めて
悲劇を追体験して集団感傷に浸ってしまうのは
良くないことですね
反省します
ところで
読売新聞の人生案内(人生相談)欄の
回答者に
海原純子さんがいらっしゃいますが
彼女の回答がいつも
読んだ後にホッコリするんです
文ちゃん元気?
それにしても
元気に仕事に出掛けたら
それが最後なんて…
僕も含めて
悲劇を追体験して集団感傷に浸ってしまうのは
良くないことですね
反省します
ところで
読売新聞の人生案内(人生相談)欄の
回答者に
海原純子さんがいらっしゃいますが
彼女の回答がいつも
読んだ後にホッコリするんです
文ちゃん元気?
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usatoru at 2017-03-10 01:30
ビクトリアさん。やっぱりそう思いながら見てしまいますよねえ。
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usatoru at 2017-03-10 01:31
よーすけさん。読売は残念ながら読んでないのでわからないですが、なんかそうほっこりとする記事とか時間って、ほんと救われますよねえ。