2006年 07月 06日
クヴィント ブッフホルツ氏のこと |
このブログのトップに置かせてもらっているQuint Buchholzの"Didi und Willie"。あの絵に対して、僕が勝手にイマジネーションとある種の親近感を持って見ていることは、その紙芝居的なコメントっていうか、詩のような文面で察することができるかと。
当然僕はBuchholz氏と面識はありませんが、思うに彼は生粋のストレートであり、これは勝手なイメージですが年齢を考えても、悪くするとホモファビア(ゲイを嫌悪する人)かもしれません。あんなに優しい絵を描くのにどうして?と思われる方もいるかもしれません。なぜ、僕がそう思うのか。それは氏が"Didi und Willie"を描いたからです。
リンクを張っている彼の作品サイトに行っていただくとお分かりかと思いますが、彼の作品は「シュールレアリスム」です。ちょっとコムズカシイ芸術論じゃないですけど、彼のお仲間としてはシャガールとかキリコとか、まあその辺の一派ですね。
「シュールレアリスム」、つまり日本語で言えば「超現実主義」。もっと噛み砕くと「実際にはあり得ないこと」とでも言うか。でも、皮肉にもDidi und Willieの世界は実はマイノリティではあるけれど僕ら2人、いやどこかでひっそり暮らしているゲイの「現実」なんです。シュールレアリスムの画家の看板を持っているのであれば、「同性愛者が2人で歩む人生」など「あり得ない」という考えがなければ、あの絵は描けないですよね(笑)。
ただ、シュールレアリスムのその言葉の本質は、意識の介在から解き放たれた夢の中からこそわれわれの普段気付かない現実(超現実)がある、とされていて、そう考えると、ある意味彼はそれぞれの中にある同性愛の志向も現実として肯定しているのかもしれません。うーん、真実は氏のみぞ知る・・・。
僕は別にBuchholz氏を責めているつもりも、何のネガティブな考えもありません。なんか皮肉だなあ・・・と思って。僕は彼の作風は好きですね。絵本作家の一面もあるので、そこにファンタジーがあったり、その柔らかな作風も女性画家とは違う男目線での優しさみたいなのがあるように感じるんです。今日はちょっと固い話題だったかな??
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当然僕はBuchholz氏と面識はありませんが、思うに彼は生粋のストレートであり、これは勝手なイメージですが年齢を考えても、悪くするとホモファビア(ゲイを嫌悪する人)かもしれません。あんなに優しい絵を描くのにどうして?と思われる方もいるかもしれません。なぜ、僕がそう思うのか。それは氏が"Didi und Willie"を描いたからです。
リンクを張っている彼の作品サイトに行っていただくとお分かりかと思いますが、彼の作品は「シュールレアリスム」です。ちょっとコムズカシイ芸術論じゃないですけど、彼のお仲間としてはシャガールとかキリコとか、まあその辺の一派ですね。
「シュールレアリスム」、つまり日本語で言えば「超現実主義」。もっと噛み砕くと「実際にはあり得ないこと」とでも言うか。でも、皮肉にもDidi und Willieの世界は実はマイノリティではあるけれど僕ら2人、いやどこかでひっそり暮らしているゲイの「現実」なんです。シュールレアリスムの画家の看板を持っているのであれば、「同性愛者が2人で歩む人生」など「あり得ない」という考えがなければ、あの絵は描けないですよね(笑)。
ただ、シュールレアリスムのその言葉の本質は、意識の介在から解き放たれた夢の中からこそわれわれの普段気付かない現実(超現実)がある、とされていて、そう考えると、ある意味彼はそれぞれの中にある同性愛の志向も現実として肯定しているのかもしれません。うーん、真実は氏のみぞ知る・・・。
僕は別にBuchholz氏を責めているつもりも、何のネガティブな考えもありません。なんか皮肉だなあ・・・と思って。僕は彼の作風は好きですね。絵本作家の一面もあるので、そこにファンタジーがあったり、その柔らかな作風も女性画家とは違う男目線での優しさみたいなのがあるように感じるんです。今日はちょっと固い話題だったかな??
↑なるほどねーと思ったら(思わなくても)クリック!
by usatoru
| 2006-07-06 21:12
| 文太リコメンド
|
Comments(2)
Commented
by
ももんが
at 2006-07-08 01:05
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クヴィント ブッフホルツ氏 、初めて知った画家ですが、
どの絵も、見る人を考え込ませてしまうような作風ですね。
絵の中の登場人物の多くが、背中を向けているのも面白いと思いました。
音が空気中に呑み込まれてしまっているような静謐な感じがしますね。
少し怖いぐらいです。
が、私も好きですね。
どんな絵本を描かれているのか、興味が湧きました。
どの絵も、見る人を考え込ませてしまうような作風ですね。
絵の中の登場人物の多くが、背中を向けているのも面白いと思いました。
音が空気中に呑み込まれてしまっているような静謐な感じがしますね。
少し怖いぐらいです。
が、私も好きですね。
どんな絵本を描かれているのか、興味が湧きました。
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Commented
by
usatoru at 2006-07-08 01:27
日本語で彼のことを書いているサイトとかってあまりないのですが、
下記が参考になるかな。やはり基本はドイツ語なので・・・。
「ドイツ語で読む絵本」というシリーズもあって、それは絵を楽しむと
いう趣旨で日本でも売られているようです(^^
http://www.yomiuri.co.jp/book/kodomo/ko_site/20041210bk22.htm
下記が参考になるかな。やはり基本はドイツ語なので・・・。
「ドイツ語で読む絵本」というシリーズもあって、それは絵を楽しむと
いう趣旨で日本でも売られているようです(^^
http://www.yomiuri.co.jp/book/kodomo/ko_site/20041210bk22.htm