2007年 03月 25日
カミングアウト考 |
実際、僕自身も決して日々ゲイ関連のニュースやらに情報に対してアンテナを張り巡らせているわけでもないわけなんですが、それでもインターネットの発達によって様々な形で可視化されない形で仲間達がある意味での幸せな生活を送っているという事実を知ることができる、それはとても嬉しいことです。ああ、僕らだけじゃないんだ、という見えない共鳴というか連帯感みたいなものを感じたり。社会的に不遇であっても、まずは自分達に与えられた環境の中で前向きに、そして静かで穏やかな笑いの中で生きている仲間達がたくさんいるようです(^^
カミングアウトをすることに関しては僕は現状肯定も否定の念もありません。どちらがいいかという白黒の問題というよりは、結局は個人の価値観ですよね。ただ、なんだか隠していること(隠さなければならない)とか、そういう行為や言葉の中にネガティヴな固定観念があったりすることに起因するのか、カミングアウトをすることが一種の到達点であるような風潮ってあるように思うんです。
でも、それは今まで隠していたいう一種の後ろめたさからの開放という点ではすがすがしさのようなものはあるかもしれないけれど、カミングアウトから始まるいろいろな闘いというものも実際あると思うんです。ある種、ひっそりながら幸せに暮らしていたときよりも、周囲が騒がしくなってくるというか。それは、カミングアウトしたことによって家族や友人の価値観や哲学・人生にそれまで彼らにとって(一応)無関係だった「同性愛」とのなんらかの関わりを強制するともいえ、よくも悪くも同性愛との関係性が無縁ではなくなるってこと。
カミングアウトする前のゲイにとっては一種の鎖国状態だったので、自分達さえうまくコントロールしていればよかったわけです。でもカミングアウト以降は、諸々の影響というものも考えなければなりません。それは男女のカップルだって同じことですよね。それにストレートの人が、例えば友人(他人)にゲイだと告白されてそれを受け入れられても、片や兄弟や父親、ダンナさんに「自分は同性愛者、両性愛者だ」と告白されると戸惑ってしまうことは十分ありえると思うし、それを聞いて「私の弟にいい娘誰か紹介してくれない?」って言える優しい姉も、「私の弟、ゲイなんだけど誰かいい男紹介してくれない?」って風にはさすがにいかないと思うんですよねえ。まあ、これは極端な例だけど。要は何の憂いもなく「兄は同性愛者なの」とか言えない環境や心理は僕も理解できる、っていう意味なんですけどね。よく聞く話が、母親などにカミングアウトしたところ表面上受け入れてくれたものの「お父さんや親戚にはそのこと言わないで」といった類の話です。非常に・・・傷つく話、、、ですよね。息子を理解しつつも、世間の中でやはり息子の真実は隠したい対象になってしまうんです。(お母さんに悪気はないんですけどね、でも今まで全く考えもしなかった未知の世界(同性愛)と急に身近に遭遇した人の対応はそういうものなのかもしれません)
これも価値観の違いと言われてしまえばそれまでなんですけど、「他の人がどう思おうと、自分達は自分達。正々堂々と」というような主張もありますが、僕はそれはどうかなって思うんですよね。これは同性愛の問題だけじゃなくて、そういう言わば「自分がよければそれでいいじゃん」的狭義的な発想は逆の立場になったときに、やはり結構受け入れられなかったりする自分がいる可能性だってあるから。似て非なる例えであることを承知でいえば、例の「電車の中での女性の化粧」かな。「他人がどう思うと、実質的な害はないし、いいじゃん」的な。それ、、、僕はイヤだと思ってしまうし(笑)
カミングアウトしたことで、その息子には理解を示したご両親が、実は影で息子がゲイであったことにとても悩みカウンセリングに訪れたり(この場合決して同性愛嫌悪じゃないのですが・・・でも気持ちは僕でもわかります)、同じ悩みを持つ親の集まりに参加したりするケースも多いようです。例えるなら、戦時中「日本は神の国、天皇陛下万歳」という教育が終戦を境にこれまでの教育と社会が一転したり、ソ連や東欧の社会主義が崩壊し民主主義国家になったときの市民の戸惑いや過去への郷愁、、、、そんなことに似ているかもしれません。人の志向は1かゼロかのようなデジタルのようなものではない。それを考えると、僕はほんとにいろいろと・・・・ね、想うわけです。
そもそも考えてみると、僕自身あんまり自分がゲイであることを「隠している」という認識は実はあんまりなくて。別にセクシャリティとか宣言する必要もないと思うし、例えばストレートの男がわざわざ知人・友人や家族に「自分は性的にはグラマラスで胸の大きいオンナが好きで」とかいう話をすることもないし必要もないのと同じで。まあ、ちょっとヘンな例えですけどね。それに、きっと僕は周囲に積極的にとは言わないまでもプライベートなことを言われたときに「妻は○○人です」という「嘘」を言うんですが、それ以外で話していることは全て真実。「(妻が)ニラを10束も買ってきちゃってさー」みたいな。だからあんまりストレスがない分認識薄いのかも、とも思います。・・・って、やっぱ隠してるんですけどね、嘘ついてるんだから。公言している「妻」が実は男だという嘘に、僕自身が慣れてしまってるのかもしれません。
・・・そう、繰り返しになってしまうけど、カミングアウトの良し悪しは判断できない。ただ、カミングアウトをして、その後周囲の反応は自分の力ではどうにもならないまでも、できる限りでのバランス感覚で今の社会を歩いている人達に対して、僕は大きな尊敬を覚えます。そして、カミングアウトをしていなくても、一生懸命生きてる人達に対しても大きなエールを送りたい、って思います。そう・・・・みんな、一生懸命なんですよ、どっちにしても!
by usatoru
| 2007-03-25 18:41
| 同性愛考・・・
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Comments(34)
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ビーグル
at 2007-03-25 21:40
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はじめまして。
先日の栗助さんのお母さんが普通に暖かく受け入れてくれているという文章を呼んで、私にはできるだろうかと考えていました。
情報、知識としては受け入れているのですが、息子や夫、もしくは身近な人から、ゲイだと告白されて心穏やかに聞いていられるのかなと自問してみました。
ショックを受けるだろうなぁ・・と思うんです。
拒絶はしないと思うのですが、以前と全く同じ対応というのは難しいなぁ・・と思うんです。
先日の栗助さんのお母さんが普通に暖かく受け入れてくれているという文章を呼んで、私にはできるだろうかと考えていました。
情報、知識としては受け入れているのですが、息子や夫、もしくは身近な人から、ゲイだと告白されて心穏やかに聞いていられるのかなと自問してみました。
ショックを受けるだろうなぁ・・と思うんです。
拒絶はしないと思うのですが、以前と全く同じ対応というのは難しいなぁ・・と思うんです。
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NOMI
at 2007-03-25 23:37
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BUNITAさんは先の先の先まで考えてて すごいなぁーと まじ思います。 カミングアウトの良し悪しって難しいですよね。やっぱりカミングアウトしたことによって本人はラクになるけど、聞かされたほうはそれからずっと背負うようになってしまぅ。カミングアウトされたことによって すごい傷を背負ってる人を私は多々見てるせいもあって BUNTAさんの書いてる先のことって やっぱ起こりうることだと思うし、でも ほんとそこまで考えられてる両親は幸せだと思います!!
うそとか隠すって どこからがそぅでどこからがそぅじゃないのか、私には難しい。実際、私は今大変だったりするケド 自分のブログに書くことじゃないと思ってるし お友達とメールしてても会ったら話せばいいかと全くふれなかったりってこともあるけど、隠してるわけでもなくー そんな私なので 相手にも求めませんねー うちの彼も話たいことは話せばいいし、話さないとこは聞かないっす、真実を知る=幸せだったら 真実をぜひ知りたいケド、そぅじゃないとこの方が世の中多い気がするのは私だけ??
うそとか隠すって どこからがそぅでどこからがそぅじゃないのか、私には難しい。実際、私は今大変だったりするケド 自分のブログに書くことじゃないと思ってるし お友達とメールしてても会ったら話せばいいかと全くふれなかったりってこともあるけど、隠してるわけでもなくー そんな私なので 相手にも求めませんねー うちの彼も話たいことは話せばいいし、話さないとこは聞かないっす、真実を知る=幸せだったら 真実をぜひ知りたいケド、そぅじゃないとこの方が世の中多い気がするのは私だけ??
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NOMI 追記☆
at 2007-03-25 23:37
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でも、ちなみに BUNTAさんの両親だったら 真実知っても 何も変わらない気がするなぁー。でも、きっとムリしてまでいくことでもない、と思うのは 私の性格でしょうなぁ。だらだら長くすみませぬ。。
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at 2007-03-26 00:00
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2007-03-26 00:02
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2007-03-26 00:46
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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at 2007-03-26 00:48
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
今晩は☆文太さんの自然体かつ真摯な思いと態度、伝わります。
文太さんが常識もマナーもあり他人のこともきちんと考えられる人間
だからこそ、相手への影響を考えてしまう面もあるでしょう。
影響や波紋はどんな内容でも対象でも環境でもあることですよね。
この世にこうして存在する自体、その人がどうあるかや生き方が、
いやでも周囲への影響はありますし、こちらも知らず知らずも受けます。
でもそうやって影響しあって生きるのが私たちなので、相手がどう
受け取るか感じるかも抑制できない自然現象、そして権利と自由な気もします。そんな中で自分を主張するもよし、しないもよし。あえてせずとも解ってくれる人は解るし、話しても解らない人は一生判らないかもしれない。
でも、その自分達と社会のバランスも自然ととれていくと思います☆
文太さんが常識もマナーもあり他人のこともきちんと考えられる人間
だからこそ、相手への影響を考えてしまう面もあるでしょう。
影響や波紋はどんな内容でも対象でも環境でもあることですよね。
この世にこうして存在する自体、その人がどうあるかや生き方が、
いやでも周囲への影響はありますし、こちらも知らず知らずも受けます。
でもそうやって影響しあって生きるのが私たちなので、相手がどう
受け取るか感じるかも抑制できない自然現象、そして権利と自由な気もします。そんな中で自分を主張するもよし、しないもよし。あえてせずとも解ってくれる人は解るし、話しても解らない人は一生判らないかもしれない。
でも、その自分達と社会のバランスも自然ととれていくと思います☆
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at 2007-03-26 02:13
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僕は文太さんも多分ご存知のように完全にカミングアウトしているんですね。知らないのは親を除く親戚の人たちだけ。親父から「頼むから親戚筋には言わないでくれ」と懇願されたので黙っています。
カミングアウトしたことによって、自分は確かに解放されました。パートナーのJackのことを「妻」と呼ぶ必要も無いです。僕はそういう風に自分と周囲をごまかしながら生きていくのが苦痛だったんです。だからと言って文太さんのやり方を間違っていると否定する気持ちなど全くありませんので誤解しないでくださいね。ただ、ありのままに「Jackがどうのこうの...」という風に誰に対しても話をすることに喜びを感じています。
カミングアウトしたことによって相手を傷つけたこともあります。
カミングアウトしたことによって周囲のゲイの人たちから羨ましがられたこともあります。
カミングアウトしたことによって友達を失ったこともあります。
カミングアウトしたことによってそれまで以上に仲がよくなったストレートの友達もいます。
いろいろ経験しました。
カミングアウトしたことによって、自分は確かに解放されました。パートナーのJackのことを「妻」と呼ぶ必要も無いです。僕はそういう風に自分と周囲をごまかしながら生きていくのが苦痛だったんです。だからと言って文太さんのやり方を間違っていると否定する気持ちなど全くありませんので誤解しないでくださいね。ただ、ありのままに「Jackがどうのこうの...」という風に誰に対しても話をすることに喜びを感じています。
カミングアウトしたことによって相手を傷つけたこともあります。
カミングアウトしたことによって周囲のゲイの人たちから羨ましがられたこともあります。
カミングアウトしたことによって友達を失ったこともあります。
カミングアウトしたことによってそれまで以上に仲がよくなったストレートの友達もいます。
いろいろ経験しました。
僕はカミングアウトはそれぞれ個人の問題であるから、カミングアウトすることを人に勧めるわけでもないし、やめといたほうがいいよと助言するわけでもないです。人それぞれいろんな環境で生きているわけですから、自分が生きやすいようにすればいいと思います。自分が生きていく上でカミングアウトしたほうが良いと思ったらすればいいし、隠しておいた方が心地よく生きていけるのだったら隠しておけば良いと思います。
僕の場合は今生活しているオランダという国の風土が味方してカミングアウトしたのですが、日本に住んでいない、すなわちしがらみが無いとということで日本の友達に対してもカミングアウトがしやすかったのだと思います。
文太さんの日記の最後の一文が、僕が普段考えていることを良く代弁してくれています。そう、カミングアウトしていようがいまいが、みんな一生懸命生きているし、一生懸命生きている人たちが困っていたら応援したいし、同じLGBTの仲間として常に関心を持って一緒に歩んで行きたいと思っています。
ごめんなさい、ちょっと長くなっちまいました。
僕の場合は今生活しているオランダという国の風土が味方してカミングアウトしたのですが、日本に住んでいない、すなわちしがらみが無いとということで日本の友達に対してもカミングアウトがしやすかったのだと思います。
文太さんの日記の最後の一文が、僕が普段考えていることを良く代弁してくれています。そう、カミングアウトしていようがいまいが、みんな一生懸命生きているし、一生懸命生きている人たちが困っていたら応援したいし、同じLGBTの仲間として常に関心を持って一緒に歩んで行きたいと思っています。
ごめんなさい、ちょっと長くなっちまいました。
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alexsea at 2007-03-26 06:38
「嘘」ってネガティブな響きがあるけど、それで人を救えることもあると思います。文太さんの言うように、最終的には個人個人のバランス感覚ですよね。一人ひとりが、自分と周りの人の最大の幸福を到達するために、自分で答えを導き出さなきゃいけないことだと思います。自分がカミングアウトすることで今度は親をクローゼットに閉じ込めることになったら、それはそれで問題だと思いますし。全体としての「和」を考えるのは、やっぱり日本人としての心なのかもしれませんね。
日本には「うそは方便」という言葉がありますが、いつからか「カミングアウト(真実の告白)」はすばらしいという方向に向かっていっているような気がします。
「カミングアウト(真実の告白)」が、人を傷つけることもあるし、事が丸くおさまることもある。これって人それぞれの事情がありますよね。
私は、いわなくてもいいことは言わないスタンスを取っていますから、べつにいいじゃーんって思っています。
でも外国人の人には「何で隠すの?」って思っちゃいますよね。私のダンナもそうです
「カミングアウト(真実の告白)」が、人を傷つけることもあるし、事が丸くおさまることもある。これって人それぞれの事情がありますよね。
私は、いわなくてもいいことは言わないスタンスを取っていますから、べつにいいじゃーんって思っています。
でも外国人の人には「何で隠すの?」って思っちゃいますよね。私のダンナもそうです
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at 2007-03-26 11:01
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lotusmama at 2007-03-26 11:49
そのとうりですね〜。 やはり個人個人によって考え方は違いますし、カミングアウトしたから偉いというのは特にないと思いますが、でもそれはとても勇気のいる物なのかも...と思います。 先日お話した姪はですが、 家族はサポーティブなのにも関わらずリーガルネームも変え、再出発という決意だったのでしょうか? それとも何となくギルトを感じてそうしたのかは解りません。 ただ、若いせいもあるのか解りませんが、坊主頭にピアスだらけにし、無理矢理男性の格好をし、何となくぎこちない部分もなきにしもあらず。 周りのゲイシーンに認めてもらいたいという思いなのでしょうか。 それに比べ、一瞬レズには見えないようなお姉様達がかなり自然体の夫婦関係を築き上げている例も見かけます。私の美大の先生は60歳、パートナーと長い間いますが、親には今だに言えないといってました。これは彼の親に対する気づかいであって、 ゲイとしてどう生きるかは本人の選択なのでしょうね。それがどんな形であろうと 一生懸命頑張ってください。
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Ena
at 2007-03-26 12:16
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僕の場合、両親は60年代の日本留学生でした。文化大革命や学生運動、ベトナム反戦運動の影響で、もともと自称「進歩的」で、LGBTなど性的マイノリティを差別しませんでした。僕がゲイであることをわかってから、ゲイパレードに参加するなど、息子である僕の権利を主張・擁護するようにもなりました。 母親にいたっては、「私の息子、ゲイなんだけど誰かいい男紹介してくれない?」とこの頃ほうぼういうようになって、僕の方が困惑してます。
まあ、こういうケースもあることをご紹介します。
まあ、こういうケースもあることをご紹介します。
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patita
at 2007-03-26 13:05
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こないだコメントに書かせて頂きましたが、友人のカミングアウトを受けました。
わたし一個人の考えですが、文太さんと同じく、カミングアウトが絶対的な正解だ、とは思えません。
わたしの友人も誰にでも話しているわけではないようで、色々考えた上でのカミングアウトだったようです。わたしはそれを受け入れるのに抵抗はありませんでした。むしろ喜ばしいことでした。
しかし、カミングアウトする、しない、以前に彼が自分を受け入れるか否かで葛藤もあっただろうし…と思うと、外に向けてよりも、「自分」を生きると自分で決めたことが素敵だな、と思います。
わたし一個人の考えですが、文太さんと同じく、カミングアウトが絶対的な正解だ、とは思えません。
わたしの友人も誰にでも話しているわけではないようで、色々考えた上でのカミングアウトだったようです。わたしはそれを受け入れるのに抵抗はありませんでした。むしろ喜ばしいことでした。
しかし、カミングアウトする、しない、以前に彼が自分を受け入れるか否かで葛藤もあっただろうし…と思うと、外に向けてよりも、「自分」を生きると自分で決めたことが素敵だな、と思います。
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at 2007-03-26 16:19
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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usatoru at 2007-03-27 00:01
ビーグルさん。素直な心情を書いてくださってありがとうございます。頭で理解していることと、実際に自分に身近に起こった場合の自分自身の行動や思いの乖離ってあると思うんです。でも、僕はそういうビーグルさんも僕のこのブログを読んでくれているということがすごく嬉しいしです。実際にはショックを受けるとしても、僕らを通して頭の中だけでもいいから「なんだ普通じゃん!」って思ってもらえたらそれでいいですよ(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:04
NOMIさん。ほめすぎです(^^; でもおっしゃるとおりで、嘘の定義って難しいですよね。やさしさからくる嘘、だますための嘘。そして、真実はすべて話すこと、そして聞き出すことが幸せに至る術であるということもない。すべては人の生き様は、さまざまなバランス感覚の上に成り立っているんだろうなあ。。って思います(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:08
ララさん。ご自分の経験を踏まえた深い理解と、そして温かい言葉が胸に沁みるようです。ありがとうございます。そして、僕は大丈夫ですよ!結構感受性は高かったりする一面もあるんですが、生きることには貪欲ですから(^^ そしていろんなことを考えることも好きなタイプですねえ。ということで、いつかぎゅーーーっと抱きしめてもらいたいと思います(笑)
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usatoru at 2007-03-27 00:13
マイさん。理解あるお母さんで、それだけでもきっと息子さんにとっては本当に嬉しいことだと思いますよ!きっと息子さんが今後成長するにしたがって、さらにその感謝の念は深まっていくものと思います。大丈夫、心配しなくとも、きっと自分の人生を自分の選択で、いろいろな外野の声もありつつも息子さんも逞しく生きていくはず。お母さんは心配せずに、もう息子さんを信じてどーーんって構えててください!(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:16
anさん。僕もまったくもって同感です。文化に純粋がないように、人間も一人だけでは成り立たない。お互いが影響しあい、時に干渉しつつもなんらかの交流、融合を持って存在するのが人間の人生なんですよね。やっぱり、すべてはその辺のバランス感覚の問題で、それをうまくこなせる人間でありたいですよね。
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usatoru at 2007-03-27 00:19
ゆうかさん。はじめまして。僕も原点に立ち返ったとき、ゆうかさん同様に信頼おける人とめぐり合ったことの幸運をまずは感謝すべきだよなって思います。そう、これって一種の奇跡かもしれないですよね。親や子、家族であっても、家族として形骸化してしまっている関係だって珍しくない中で、その奇跡に感謝をしないなんて、、、罰が当たりますよね(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:25
龍児さん。コメントありがとうございます。龍児さんのライフスタイルは、形式的には本当に僕と対極にあって(とっても、僕も栗助分の人間関係はほぼカミングアウトしてますが)、すごく理想的で、そして明るい陽光のような印象さえ受けます。そう、それぞれの環境と、そして人生観や哲学の元でそれぞれが一生懸命に自分にとって少しでも心地よい場所をつくろうとしていること、それでいいんだよなって思います。そして、「しがらみのなさ」という意味では、僕にとっては栗助まわりの外国人コミュニティーなんだろうなって、思いました(笑)。僕もオランダに移住しよっかなー(^^;
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usatoru at 2007-03-27 00:29
alexseaさん。そうそう、何かで僕も読んだことがあるような気がします。「カミングアウトによって開放される一方で、カミングアウトされた両親がクローゼットに閉じこめられる親や家族」の存在を。考えに考え抜いたカミングアウトであっても、聞かされた方は寝耳に水の場合、、、、まあ言葉は変ですけどアンフェアじゃないんですよね。そう、やっぱりバランスが大事だなあ、って思いますよね(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:33
ゆりだんさん。そう、「うそも方便」って確かにこの日本語は言い得ているのかもしれませんね。僕もスタンスとは言わないまでも、すべてをなんでも言うことが美徳とは思ってはいないので、まあこのあたりも犯罪や、あるいは罪悪感を感じない程度の「バランス」の問題になるんでしょうね、、、、
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usatoru at 2007-03-27 00:36
cyaracoさん。そうですね、白と黒で判断しようとすることに人は時として大きなストレスを感じることもあると思います。だからこそ、グレーな部分というのを持っている必要もあると。つまりは、そのグレーが実は「余裕」につながることだってありますよね。そう、「一生懸命生きてること」にいろんな意味と、価値を見出していきたいですね!
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usatoru at 2007-03-27 00:39
lotusmamaさん。みんながそれぞれの環境と想いの中で、それぞれの人生の形があるということですよね。そして、それが同性愛者の専売特許うではないし、誰しもがいろんな人生の中で感じる葛藤でもあったりするんでしょうね(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:48
Enaさん。お久しぶりですね!LGBT含めての差別をしないというご両親は口先だけ「進歩的」「革新」を唱えるだけではない、素晴らしい哲学と高いポリシーを持った方なんだなあ、、、と。文化大革命のような悲惨な現場を実際に生きた方だからこそ人間の本質というものに向き合えたのかもしれないですね。(これが決して必要悪という意味ではないのですが)
それにしても、お母さん、ステキじゃないですかー!(笑)
それにしても、お母さん、ステキじゃないですかー!(笑)
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usatoru at 2007-03-27 00:51
patitaさん。お友達は理解あるよい友人にめぐり合えて本当に幸せですね!。そう、カミングアウトを受けた方もいろいろな葛藤や、場合によってはショックもあることもあると思います。ただ、思い悩んで意を決して望んだ彼らの告白を、せめてその分だけでも受け止めてあげてほしいなあ、、、って一般論として思います(^^
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usatoru at 2007-03-27 00:55
mimiさん。正直な気持ちはかえって僕は嬉しいです。
少なくとも、母親として一番ピュアで大切なこと、、、を見失わないでいよう、とする気持ちはきっといろんな形で今後お子さんを心理的な部分で母親に対して強い絆や、時に感謝も覚えることと思います。その気持ちがある限り、きっと基本的な部分での「家族」は安泰だと、僕は思います!
少なくとも、母親として一番ピュアで大切なこと、、、を見失わないでいよう、とする気持ちはきっといろんな形で今後お子さんを心理的な部分で母親に対して強い絆や、時に感謝も覚えることと思います。その気持ちがある限り、きっと基本的な部分での「家族」は安泰だと、僕は思います!
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at 2007-03-27 01:11
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
先日こちらのテレビで討論会をしていました。「もし息子がゲイだと告白したらどうするか」
buntaさんのこと考えちゃいました。50代の男性が「やっぱり哀しい。自分のためにではなく、息子が他人からどんなにひどい目に遭わされているか想像するとつらい」と言っていたんです。
イタリア人がよく私に「精神的自慰行為をするな」と言うのですが、なぜかというと私はぐちぐちと物事を考える方なんです(たぶんbuntaさんも?)。ただこのカミングアウトの件は、ヒトがどう思うかということは考えない方がいいかもしれない。キリがないので。
ただ、親が↑のコメントをしたおじさんのように考えたとしたら、少しキツイものがあるかもしれないです。
buntaさんのこと考えちゃいました。50代の男性が「やっぱり哀しい。自分のためにではなく、息子が他人からどんなにひどい目に遭わされているか想像するとつらい」と言っていたんです。
イタリア人がよく私に「精神的自慰行為をするな」と言うのですが、なぜかというと私はぐちぐちと物事を考える方なんです(たぶんbuntaさんも?)。ただこのカミングアウトの件は、ヒトがどう思うかということは考えない方がいいかもしれない。キリがないので。
ただ、親が↑のコメントをしたおじさんのように考えたとしたら、少しキツイものがあるかもしれないです。