2007年 11月 15日
アリとキリギリス |
そんな街でバルセロナの人達は、EUの優等生といわれる経済成長も謳歌しつつ明るい太陽とアートの囲まれながら、近年シエスタが廃止されたことを憂い悲しみ、とにかくいかに働かずに済むかということを考えている・・・・そんな印象(汗)。いえ、たまたまなんですけど、今回この地で話した人達が、皆口を揃えて「どうやったらいかに働かなくて済むか」的なことを言ってたもので(^^;
日本人って確かに働きすぎな一面は否めないと思うんだけど、スペインなどに比べると伝統的に労働に対して敬意を持ち価値を認めているところに僕は大きな精神的な差異があると思うんですよね。これは世界に誇るべき価値観ですよ。ワーカーホリックはぜんぜんクールじゃないけれど、彼らも仕事に価値を見出せれば、もともと恵まれた帰国や楽天的な国民性とおそらく充実したプライベートに加えて、もっともっと楽しい人生になるのに・・・なんて、これは僕の価値観の押し付けかもしれないけど思うわけで。
フランスあたりも、単に労働時間が短いことはいいことだ的な発想で「週35時間動労」が有名だけど、さすがに生産性や国際競争力の面で問題が出てきて、数年前から躍起になって再び労働時間を長くしようとしています。ある種、「労働の尊さ」のようなものに気づいたのかも?
って・・・・話は戻って、そこここにアートを感じる晴天で気持ちのよい秋のバルセロナの街を歩きつつ、そんな労働問題チックなことを考えている僕って・・・・なんかまるで堅物のつまらん人間だなあ(T.T) でも、理想はアリでもなく、キリギリスでもなく、アリとキリギリス夫婦の子供・・・・じゃないですかね、つまるところ。って、民族統計学的に言うと、アリが僕でキリギリスが栗助?うーん、意義ありっ。
by usatoru
| 2007-11-15 23:56
| 旅
|
Comments(4)
う~ん、うちの場合はどうかなあ。ちょっと来年あたり、父は育児、母は仕事っていうパターンに変わりそうなんだけど(←関係ないっ)。うんうん、イタリアもスペインに似ているかも。仕事優先では全くない国民です。
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suesue0717 at 2007-11-16 03:28
確かに日本人は働きすぎかもしれませんが、
私は結構そういう仕事に対して敬意をもっているところが好きです。
子供のゆとり教育とかありましたけど、学力がおちてしまい今見直しされていますよね。
そう考えると日本人は勤勉だけど、フランスのように「週35時間」とか「ゆとり(ある意味)」になったら、やはり労働意欲も落ちてしまうような気がします。
私は結構そういう仕事に対して敬意をもっているところが好きです。
子供のゆとり教育とかありましたけど、学力がおちてしまい今見直しされていますよね。
そう考えると日本人は勤勉だけど、フランスのように「週35時間」とか「ゆとり(ある意味)」になったら、やはり労働意欲も落ちてしまうような気がします。
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usatoru at 2007-11-18 01:52
chihoさん。そうなんですかー?でも、なんかすごくそれって自然な気がするし、母親と違うカタチでの父親としての子育てをしっかりやってくれそうなだんなさんですもんね!ちなみにイタリアとスペインは連合するとかなりヤバいです(笑)
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usatoru at 2007-11-18 01:53
suesue0717さん。うん、ちょい働きすぎ。遅い時間まで働く環境はよくない!でもプライド持ってる人は多いのかな。カネカネ!と働く貪欲さはないけれど、何のために働くのかという目的意識は明確でありたいですよね。