2008年 12月 15日
東京の中心で愛を叫ぶ(は?) |
東京駅舎って利用者は多くとも、なかなか外から駅舎を見る機会のある人って実はあまりいないんじゃないかと思います。だいたいホームの中での乗り換えとか、地下鉄だったりとか。僕は仕事柄職場が近かったり、よく栗助の送迎で車で乗り付けたりとか、タクシーで乗り付けることも多く、ゆえにその進捗がよくわかるのですが、ホントに人が利用しなくなるとこんなにも建物というのものは痛み、廃墟の様相になるのかと思うほどに工事中の今はボロボロの状態。東京駅の中にあった東京駅ステーションホテルのあたりなんか、今はもう本当に幽霊屋敷のような様相になってます。もっとも、今の工事の進捗上そうなっているだけであって、今だけの状態ではあるんでしょうけどね。ホコリとススで汚れた窓の向こうには、まるで幽霊でも潜んでいそうな不気味な感じさえします。
僕は栗助が名古屋から東京に帰ってくるとき、よくこの丸の内側にある東京中央郵便局と東京駅舎の間の道の傍らに車を停めて栗助が出てくるのを待つんです。そして、その待っている時間、なんだかこの駅舎をずっと車の中から眺めてしまいます。そして、丸の内南口から大量に吐き出され来る人の波の中に、どんなに人が多くともすぐにその中からたった1人の栗助を遠め見つけられる自分自身を我ながらいつも偉いと思う場所でもあり(笑)
見慣れたこの駅舎は、今となっては僕と栗助にとっては互いの人生にとってもちょっとした象徴的な場にもなっていて、そしてその駅舎が数年後には生まれ変わる、というか、もともとの本来の姿に戻るという1つのセレモニーはなにやら僕にとっても待ち遠しいイベントだったりします。
by usatoru
| 2008-12-15 22:35
| 僕らのこと
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