2009年 11月 01日
そうだ、インドに行こう! |
それで、僕はこう提言したい!
元気な人は秋は京都へ行くがいい。(←なんか、威張ってます?)そして、ちょっと心が疲れちゃってる人には「そうだ、インドへ行こう!」
どうでしょう、こういうキャンペーン。どこかの広告代理店がこの案を買ってくれないでしょうか。でも、そうなると必然的に交通機関はまさか新幹線でインドに行けるわけもないので、直行便を持つ今話題騒然の(まさに)日本航空か、あるいは全日空、もしくはエア・インディアあたりになるんでしょうか?
でもマジで。インドいいですよ、思うに。ほら、数日前までなんとなくアンニュイしていた僕は、もうインドに着いた途端に既に数億光年彼方の銀河の果てって感じです。そもそも、やっぱりこの季節感がいい。ぜんぜん秋じゃない、当然。そして、熱帯のビーチに1人で行くような寂しさもないわけです。秋という存在すらない常夏の島であっても、やはり穏やかな波の音を聴きながら砂浜に1人寝そべり、時折一羽の海鳥が青空を横切ったり、足元を1匹のカニが戯れていたり、、なんていうことがあれば、それは京都の秋と同様に、真っ青な碧海と空や眩しい太陽とは裏腹にやはりそれは寂しさを助長されるんです。
ですが、インドわっ!
そんな感傷に浸ってる場合じゃあないんです。国や人種を問わず人間として普遍の生きる上での本質のようなものを、目に入る全ての人間や事象から感じることができる。生まれながらの洗濯女も、生まれながらの物乞いもある種の悟りの中で、力強く生きていたりする。自分に与えられた環境と生の中で享受できる「小さな幸せ」を理解しているようにさえ感じてしまう。森を歩く旅人が鳥のさえずりや道端に咲く草花を愛で、湧水に喜び、木漏れ日の中を歩く幸せを感じながら歩けば、きっとその旅は幸せなものになる。でも、逆にその深い森に潜む獣や毒蛇や夜の闇ばかりを恐れ、一刻もこの森を抜け出したいと思ったのであれば、同じ行程でもこの旅はすっかり不幸なものになる。なんだかそういうことを思わずにはいられない、どこかこのカオスの中に、僕らの琴線に触れる哲学的な何かを感じさせる力がこのインドには不思議とあるような気がします。
そう、元気になれるっていうことでもないのですが、自分を含めた人間というのものがこの世に生まれて、それぞれ経験し、あるいはせざるを得ない様々な想いや現象をある意味受け入れて強くなれるキッカケを掴むような、そんな時間がこのインドにはあります。
by usatoru
| 2009-11-01 18:39
| 旅
|
Comments(14)
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Nobu
at 2009-11-01 19:09
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私、初めて行った外国が、インド(ハイデラバード)でした。ソフトウェア研修を現地で受けるというものに参加しろと言われて、好奇心旺盛な私はホイホイ行ってしまったわけだったんですが。
初めてのインド、初めての海外ということでものすごく刺激的だったのを覚えています。目からうろこが何十枚も落ちた感じでした。それ以来、海外旅行が大好きになりました。
心が疲れた人にインドをすすめたいという文太さんの気持ち、同感です!
初めてのインド、初めての海外ということでものすごく刺激的だったのを覚えています。目からうろこが何十枚も落ちた感じでした。それ以来、海外旅行が大好きになりました。
心が疲れた人にインドをすすめたいという文太さんの気持ち、同感です!
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yuu
at 2009-11-01 20:14
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はじめまして。私も文太さんと同じころ、バックパックでインドをまわっていました。子どものころからのお年玉をためて旅費をつくり、小さなころからの憧れのインドに初海外旅行。YHや安宿で寝泊まりして。インド人家族宅に1か月も滞在したり。
文太さんの書かれているように、あの国には、等身大の自分なりの喜びや幸せを思い出させてくれるものがありますね。
懐かしいな〜。今のインド、見てみたい、感じてみたいです。
文太さんの書かれているように、あの国には、等身大の自分なりの喜びや幸せを思い出させてくれるものがありますね。
懐かしいな〜。今のインド、見てみたい、感じてみたいです。
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sally
at 2009-11-02 01:12
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「そうだ○○行こう」って、私よく、友人に使われました。
いきなり3日後にモロッコ行くことに決めたり(まあ3時間の場所に住んでたんですけど。)いきなりNY行ったりしてるんで。
さておきインド、いいですよね、大好きです。パワーを感じるし・・・というか、インド料理が好きすぎて行った、というのが本音ですが。
生と死が同居するガンガーとか、朝もやの中の農作業する牛とか、神秘的だったなあ。
・・・ですが。心と体は必ずしも一致しないわけで。朝から晩までインド料理三昧で心は満たされまくっていたら、体壊しました(爆)やはりあのスパイスは、日本人の体では、常用すべきものではないのかも・・・
ということで、適度に調節されて、お気をつけくださいね!
いきなり3日後にモロッコ行くことに決めたり(まあ3時間の場所に住んでたんですけど。)いきなりNY行ったりしてるんで。
さておきインド、いいですよね、大好きです。パワーを感じるし・・・というか、インド料理が好きすぎて行った、というのが本音ですが。
生と死が同居するガンガーとか、朝もやの中の農作業する牛とか、神秘的だったなあ。
・・・ですが。心と体は必ずしも一致しないわけで。朝から晩までインド料理三昧で心は満たされまくっていたら、体壊しました(爆)やはりあのスパイスは、日本人の体では、常用すべきものではないのかも・・・
ということで、適度に調節されて、お気をつけくださいね!
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ovni
at 2009-11-02 04:06
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インド旅して数日目、さすがにカレーにも飽きていたころ、
安宿の食堂のメニューにラーメンという文字を見つけ、
やったー!と注文しました。
ところが、出てきたのは、、、、たしかにラーメンだった。
カレーの味付けの。
安宿の食堂のメニューにラーメンという文字を見つけ、
やったー!と注文しました。
ところが、出てきたのは、、、、たしかにラーメンだった。
カレーの味付けの。
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lacasamia3 at 2009-11-02 04:32
分太さんのブログを拝見しながら、すっかり世界旅行をする気分になっている私。出張でお忙しいと思いますが、お体に気をつけてくださいね。最近トスカーナの山奥に篭りっきりで、今月は、我が家から30キロ圏外に出ていないかも!ちょっと旅に出たい気分です。
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at 2009-11-02 10:57
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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おれんじ
at 2009-11-02 23:14
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あ、ブンタさんのセンサイだけじゃないこの落差に惹かれる笑のかもしんない〜。
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usatoru at 2009-11-09 20:23
Nobuさん。そう、なんだかインドって疲れているわけにはいかない!というようなエネルギーを感じますよね。でも初めての海外がインドって本当に刺激的だったでしょうね、、、
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usatoru at 2009-11-09 20:24
yuuさん。なかなかのバックパッカーぶりだったようですね。あれからインドは変わったようで、あまり変わっていないような不思議な感じがします。中国とは違った意識なのかもしれません。
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usatoru at 2009-11-09 20:28
sallyさん。実は僕もインド料理は大好きなのにあまり香辛料が体に合わないらしく、軽くお腹を壊す傾向があります、、、、
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usatoru at 2009-11-09 20:29
ovniさん。基本は香辛料たっぷり料理だから、日本人の目にはみんなカレーになっちゃうんですよね~(汗)
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usatoru at 2009-11-09 20:30
chihoさん。僕ごときのブログで世界旅行をしていただけるとは嬉しい限りです~。ゆっくり日本にいたいっていうのも本音なんですけどね。
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usatoru at 2009-11-09 20:30
鍵コメTさん。大変失礼いたしました、、、せっかくの機会だったのに残念です~
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usatoru at 2009-11-09 20:31
おれんじさん。いや、これは落差っていうか、時々壊れるんだと思います。別人です、きっと、たぶん。