2009年 12月 09日
浮気と離婚 |
人の離婚をとやかく外野が言うことはないのですが、僕としてはいろんな意味で「そっかー」って感じなんです。「10年」っていうのが僕と栗助のこれまでの2人の時間に通じるものがあって、もしここでどちらかの浮気が発覚したとき、僕らは離婚するのかなあ、って思ったのが発端です。
まあこのあたりは、よくある「肉体的な浮気ながら許せるけど精神的な浮気は許せない」とか「いや、とにかく浮気は許せない」とか、人によってその判断って違いますよね。そう、何が正しいというよりはそれはそれぞれの価値観の問題。
僕自身はどうかなって思ったんです。僕は・・・既に修復しようもなく、そこに愛が全くなくなったということでなければ、悲しいと感じつつも離婚はしないだろうなあ。 そもそも男女間の結婚って意識としては離婚も紙があるゆえに(あるいは子供がいるゆえに)思いとどまったり、夫婦関係の修復を試みようとする部分もあるかと思います。人間だから、2人で歩む時間の中でいろんな浮き沈みも正直あると思うんですね。そうしたものを乗り越えるとその関係も円熟し、いつしか同じ時間と壁を克服してきた同志のような感覚になることもあるのでしょう。一方で、ゲイの場合はこうした「契約」がない分だけに、どんなに自分達が(僕のように)実質結婚関係だと言ったところで、ちょっと障壁や軋轢ができると別れてしまうことが多いような気がします。ゆえに、割に関係が長いゲイカップルというのは、多くないような気もします。まあ、2馬力ですから経済力、、、というのも「別れやすさ」の要因でもあるかもしれませんけどね。
まあ、浮気を許すか許さないか、それによって離婚するかしないか、というのはそれそのものは各人の価値観としか言いようがない。でも、それを絶対許せないという感覚は、どちらかというと、あくまでも僕の価値観でいうと、相手を愛するという気持ちよりも、自分自身を愛する気持ちが強いからなんじゃないかな、とい風にも思うのです。自分が裏切られた。自分以外を愛した(体だけであっても)、という自分主体で考えると、浮気は絶対に許せない行為という認識になっても不思議ではありません。うまく言えないけれど、恋愛関係でも夫婦関係でも、その2人の関係がどちらかが独りよがりというか、自分主体になってしまっていると浮気は裏切りでしかないということになるのかもしれません。
って、あくまでもそうした修羅場を知らない人間の勝手な言い草だとも思いつつ、このニュースを通して感じた僕の「不倫→離婚観」でした(^^;
by usatoru
| 2009-12-09 21:46
| 僕らのこと
|
Comments(14)
Commented
at 2009-12-09 22:44
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2009-12-10 02:04
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
shiro
at 2009-12-10 02:11
x
ゲイカップルで関係が長いってどれくらいなのかなーってふと思いました。5年かな10年かな。
そんなこと考える自体どうなんだろって思いますけどね。
浮気って、相手を愛しているならバレないようにしなきゃいけないし、隠し通せないなら初めからするなって思ってます。
日ごろから相手を愛しているって思っていても、相手の浮気を発見した途端変わってしまう場合もあると思いますし。
そんなきっかけを与えてしまうということが相手を裏切ることなんだろうな。
そんなこと考える自体どうなんだろって思いますけどね。
浮気って、相手を愛しているならバレないようにしなきゃいけないし、隠し通せないなら初めからするなって思ってます。
日ごろから相手を愛しているって思っていても、相手の浮気を発見した途端変わってしまう場合もあると思いますし。
そんなきっかけを与えてしまうということが相手を裏切ることなんだろうな。
0
Commented
by
saeko
at 2009-12-10 09:43
x
お久しぶりです。
インタビューで「貴理◎さん」は「別れたくない」と縋りつけなかった、と少しなみだ目で言っていました。
彼女はまだ元旦那さまを「愛して」いるのだと思います。
でも、その彼から「別れてくれ」と言われ・・。
文太さんのおっしゃるように「相手」の気持を大事にしながら、実は
「縋りつけない」という彼女のプライドの方が大きかったのではないかと・・。
そもそも結婚まで10年近く交際されていたそうですし、その間にも色々
あったとして乗り越えて、ゴールインしたのに、という彼女の気持もあったのかなぁ・・。
夫婦のことは他人ではわかりませんけどね、結局・・。
ちなみに、私もまだ相手への「愛情」が残っていれば、ストーカーの
一歩手前まで(笑)縋りついちゃう、別れられないタイプです。
インタビューで「貴理◎さん」は「別れたくない」と縋りつけなかった、と少しなみだ目で言っていました。
彼女はまだ元旦那さまを「愛して」いるのだと思います。
でも、その彼から「別れてくれ」と言われ・・。
文太さんのおっしゃるように「相手」の気持を大事にしながら、実は
「縋りつけない」という彼女のプライドの方が大きかったのではないかと・・。
そもそも結婚まで10年近く交際されていたそうですし、その間にも色々
あったとして乗り越えて、ゴールインしたのに、という彼女の気持もあったのかなぁ・・。
夫婦のことは他人ではわかりませんけどね、結局・・。
ちなみに、私もまだ相手への「愛情」が残っていれば、ストーカーの
一歩手前まで(笑)縋りついちゃう、別れられないタイプです。
全然関係ないけれども、読んでいて、フトフランソワーズ・サガンの小説を思い出しました...人は色んなきっかけで恋をして、そして色んな理由で別れる、結婚だってその一環、なんて文太さんの記事を読んで思いました。
Commented
by
ami
at 2009-12-10 21:53
x
はじめまして^^詳しくはわかりませんが、貴理さんのご主人はただの浮気ではなくお相手の方に「本気」なのだと思いました。貴理さんがお気の毒です・・・
Commented
by
yurararecipe at 2009-12-11 22:26
こんばんは。
寒くなった思えば、師走とは思えないほどの暖かい陽気になったりして・・・日々忙しい文太さん、体調管理は大丈夫でしょうか?
さてさて、読みながら私自身もどうかなぁって考えたんですけどね?
妙に文太意見に納得してしまい・・・誰かが言った、愛は惜しみなく与えるものという言葉をふと思い出しました。
寒くなった思えば、師走とは思えないほどの暖かい陽気になったりして・・・日々忙しい文太さん、体調管理は大丈夫でしょうか?
さてさて、読みながら私自身もどうかなぁって考えたんですけどね?
妙に文太意見に納得してしまい・・・誰かが言った、愛は惜しみなく与えるものという言葉をふと思い出しました。
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:14
鍵コメMさん。確かに離婚の要因は別れた後の経済力格差ってのも1つの論点ではあるでしょうね、、、なにやらやりきれない気もしますが、生涯を共に送る人とはやはり互いを許容しあえる人でありたいですね、、、
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:16
鍵コメMaさん。いえいえ、そんなたいそうなことではないと思うんですが、僕は素直にこの報道を見てそう思ったんですよね(^^ でも、1つの悟りが開けたこと、よかったです!
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:18
shiroさん。そもそもデータはないからわからないし、そもそもゲイがゲイとして生きられるようになった時代も最近なので、実質的に「添い遂げる」ようなゲイカップルってまだまだ少ないですよね、、、
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:19
saekoさん。そうですかー。じゃあ実質20年のカップルだったんですね、、、なんだか余計に時間を重ねているだけに第三者の戯れでしかないでしょうが不憫に思ってしまいます、、、
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:20
maiさん。何事も十人十色でしょうね。何事も何がきっかけになるかわからない、、、
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:21
amiさん。まあ、そういうことなんでしょうね。せめてそちらが今度こそ「本当」であってほしいと思いますけど。ちょっと嫌味?(^^;
Commented
by
usatoru at 2009-12-28 19:22
yurararecipeさん。僕もなんとなくしみじみと考えてしまったトピックなんですよね。芸能界や報道は興味本位にいろいろ言ってましたけど、、、自分に置きかえてみることも何事も大切かも、ですね。