2010年 02月 11日
野生の味 |
明治になって肉食をするようになったものの、日本人にはどうも肉に臭みが気になり、スキヤキのように調味料や味噌でその臭みを消した・・・と言われていますが、肉が臭い?そうかな?まあ、僕らの世代はもう肉食なんか普通だから臭みも感じなくなったってことかな?くらいに以前は思ってました。
でも、やっぱりこちらに来ると肉が臭い。ちょっといい店に入ったとしてもやっぱり臭い。多分、彼らはこの臭みを臭みとも思っていず、むしろこの臭みも味わいのうちという感じなのでは?と思うわけです。もともと僕自身が肉の臭みには敏感で、マトンだろうがラムだろうと羊肉は苦手。これは臭くないから!と言われて食べても臭みを感じなかったことはなく、逆に「お前、鼻詰まってんじゃねえの!?」的に脳内で叫ぶことしばしば。欧米でもよくビーフが臭くて食べられないことが僕はよくあります。その点日本とか韓国の肉はまったく臭みがなくてやっぱりLOVE。その違いはやはり外国人にもわかるようで、皆一様に驚きを隠さずウマイを連発、KOBE Beefから吉野家に至るまで日本の肉の虜になって帰るのです。
うん、なんかね、僕が思うに欧米の肉って、なんかあれだ、草原の草をいっぱい食ってるたくましい牛の味だ、うん。もう、牛っ!って感じの。ビール飲んでる日本の牛と違って、基本的にそこらへんの草食べて走り回ってるこちらの牛は基本的に筋肉っぽい肉なんですよ。もうお育ちからして違うわけです。食べる際には「あご強化訓練中」な勢いになるわけで、そう考えると、特に欧州などでは肉は煮込みが多いというのも頷けます。焼くと硬さが引き立ってしまうけど、煮込めば柔らかくはありますからね。まあ、自然製法で言えば、すごく自然な育て方をしていてこちらの方がよろしいんでしょうが。
ええ、そろそろこちらの食事にも飽きてきました。帰ったら牛角でいいから行きたいす。(←牛角に失礼)
※写真はさる小さな地方都市の空港にて。雪と夜明けの稜線の対比がちょっと感動的な美しさで。
by usatoru
| 2010-02-11 10:40
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Comments(5)
仰る通り!!!豚もしっかり豚のかほり.....年と共に肉はちょっととなってきたんですけど、日本へ帰って来るとそんなことはなく(-_-;)
あの種の個体独特の臭いがダメなのだと気がつく里帰りw
日本の「食(材)」は素晴らしいです(゚∀゚ )
あの種の個体独特の臭いがダメなのだと気がつく里帰りw
日本の「食(材)」は素晴らしいです(゚∀゚ )
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ゆきこ
at 2010-02-13 08:14
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usatoru at 2010-02-18 01:00
maiさん。やっぱり肉ってにおいますよねー。なんかトシくってきたら昔は感じていなかった臭さも感じるようになってきた気がします、、、、
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usatoru at 2010-02-18 01:01
ゆきこさん。子供のころから慣れ親しむと大丈夫でしょうね。臭いも味のうちという感覚はわかります(^^