2011年 01月 21日
セレブを食す。 |
自家製野菜サラダ
野菜たっぷり神戸牛シチュー
デザート
といった感じの。まあ見た目は何の変哲もなく、特にどうといったメニューではないのですが、なんとこのビーフ達はクラシック音楽を聴いて育ったというお育ちの良さ(汗)。まさにセレブ。まあ、それだけならましも。ぬゎんと、野菜までもがクラシックで育ったとか(激汗)
なんなんでしょう、ずっと畑に大音量スピーカーで24時間クラシックがかかっていたとか? あるいはビニールハウスの中は大音響でシンフォニー♪って感じだったとか、あるいは農夫と農婆が夜な夜なオペラの如く野菜の横で歌っていたとか色んなことが想像されるわけですが。何でも野菜にとってもクラシックを聴いた野菜は美味しくなるんだとか。ただ、もしかすると調理場に仕入れてから段ボールに入った段階で、厨房の隅に置かれて横にラジカセ(古っ!)でも置いて音楽でも聴かせたとか。でも、その場合はもう野菜自体は一種の「死体」だよなあ、、とか思ったり。
一方の神戸牛も、音楽を聴いてビールを飲んで育ったとかどうとかいう話はまあ聞きますから、いずれにしても牛も野菜も高貴な環境でお育ちになった上で食べられるという、いいんだか悪いんだかわからない結末を迎えるわけです。
で、肝心のお味ですが「・・・・」。
いや、まずいわけじゃないです、美味しいです。でも音楽を聴くとさらに美味しくなったかどうかまでは僕の貧弱な舌ではその違いが分からなかったわけで。違いがわかる男になりたかったのですが。いずれにしても正直あまり意味わからん、ってのと、まあこういうことのストーリーや発想を楽しむという余裕を試されているのかもしれないですね、こういうのって。多分、舌とか香りで楽しむ料理でなく、脳内で味わう料理と思ってよいでしょう・・・。
というわけで、本当にこの野菜達が生前音楽を聴いて育ったかどうかは、お客の僕らには全くもってわからないのです。あ、疑ってるわけじゃなくてw。
でも僕が思うに、きっと音楽を聴いた野菜食べるよりも、むしろ僕に素晴らしい音楽を聴かせてもらいながらこの料理を出してもらった方が、よほど美味しく健康的に食べられるような気がします。うん。
by usatoru
| 2011-01-21 00:10
| 自分のこと
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Comments(3)