2011年 03月 22日
オーストリアの場合 |
確かに以前の空気より汚れてしまったんでしょうね。でも、通常の生活には支障がないってことであれば、もうそれを信じよう。というか、覚悟のようなもんかもしれないけど。チェルノブイリの事故で、やはり風下にあったオーストリア全域が今の福島以南の関東地方のような悲壮感に包まれたことがありました。チェルノブイリはそもそもが福島原発とは比較にならないほどお粗末な施設で、かつその事故の重大さも現在も半径300Kmが永久居住禁止だとか(未確認情報)。そして事故発生後もその事実が明るみになるまで時間がかかり、その後も住人の避難や食料の安全性に対するアラートもなかったことが人体への被害を大きくしたと言います。
それで今そのオーストリアがどうかという、他国に比べて併給寿命が短くなったとか、白血病などが多いとか、そういうこともなく。いわゆる確かに当時被ばくはしたのでしょうが健康には影響がないというものだったと解釈できるかと思います。オーストリアがあの騒ぎだったことを考えると、隣のハンガリーやチェコなども同様にもっと濃度も高く危険性が叫ばれていたのではないかと推察します。
勿論単純比較はできないものの、少なくともチェルノブイリ程の事故ではなかったのは素人目にも納得はできます。そうであれば、ある種事実事故は既に起こってしまって時計の針を逆戻りさせることはできない中で、そのチェルノブイリとオーストリアの件を思い出せば、少しは前向き?にも考えられるのではないか、なんて思っています。まあ、僕だけかもしれませんが。
それに、その放射性物質云々もそうだけど、地震と津波でその放射線の件も自分自身んに大きく関係しているものの、家も家族も失って、そして移動すらもできない人達も東北の太平洋沿岸には多く残されているのです。怖がって避難とか西日本に逃げるというのは、それは個人の勝手であって他人がとやかく言うことではないけれど、まあまあ、チェルノブイリのような被害でもなく、原爆が落ちたわけでもない、と考えて少し悟りにも似た気持ちでゆっくりと構えて、改めて人生を考えるのも悪くないじゃないか、と、僕個人としては思っています。
まあ、被害の大小は正直地域性や個人差はあります。でも、今は前を向いて歩きたい、そう思います。関西など「こういう時だからこそ西日本が頑張ろう!」という動きもあるようですね。素晴らしいと思います。そして頑張ってほしいと思います。かつ東京の僕らもやはり頑張らねばと。
by usatoru
| 2011-03-22 01:03
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Comments(2)
文太さん はじめまして。
いつもこっそり? 拝読しております。
私もなんだかヒステリックな論調の欧米メディアに疲れ(でもリビアに視線が移っちゃった) ああ~もお~。と思っていたところに
文太さんの 非常に中庸で好ましいご意見に触れてほっとしました。
怖いのも分かる、危なくないと言いたいのも分かる
でも今この時点で 被害も受けず元気にしているワタクシ達は
そのことに感謝しつつ、普通通りにまず暮らしたいと思います・・・
文太さんのような方が世界に沢山いたら
不必要な恐怖感も 極端な楽観もなくて いいのにな!
いつもこっそり? 拝読しております。
私もなんだかヒステリックな論調の欧米メディアに疲れ(でもリビアに視線が移っちゃった) ああ~もお~。と思っていたところに
文太さんの 非常に中庸で好ましいご意見に触れてほっとしました。
怖いのも分かる、危なくないと言いたいのも分かる
でも今この時点で 被害も受けず元気にしているワタクシ達は
そのことに感謝しつつ、普通通りにまず暮らしたいと思います・・・
文太さんのような方が世界に沢山いたら
不必要な恐怖感も 極端な楽観もなくて いいのにな!
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by
nya
at 2011-03-22 10:24
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いろんな考えがあると思いますが、私は文太さんに全く同感です。
確かに以前とは変わってしまったかもしれないし、誰にとっても未来は未知です。短期的と、長期的視野で、正しい知識を身につけて、経過を見守りつつ、進んでいくのみ。今は、ちょっとした数値に一喜一憂している暇があれば、粛々とやるべきことを続け、支援、復興に貢献していきたいと私自身は思っています。
確かに以前とは変わってしまったかもしれないし、誰にとっても未来は未知です。短期的と、長期的視野で、正しい知識を身につけて、経過を見守りつつ、進んでいくのみ。今は、ちょっとした数値に一喜一憂している暇があれば、粛々とやるべきことを続け、支援、復興に貢献していきたいと私自身は思っています。