2014年 02月 02日
男2人暮らし |
とはいえ、実際それは男女の夫婦と何ら変わらないのも事実で、かつ夫婦といっても「夫と妻」といったような区分よりも「男の2人暮らし」といった感覚の方が的確な表現かもしれません。料理に関しては僕は時々何かをつくったりはしたものの、それは業務分掌というよりは単に栗助よりも僕の方が断然に料理に関しては向いているという事実と、僕にしてみれば、それは単に男子大学生や独身サラリーマンの一人暮らしの延長線上の行為にすぎず、奥さん役をしているという意識も全くなく。
今の時代は意識も変わってきたとはいえ、日本の場合、男女の結婚では潜在的にはやはり男は絶対的に外で稼ぎ、女性も稼がないじゃないけど定年退職まで何等かの仕事を続けていくという意識は男女ともに少ないような気がします。それの良し悪しの問題ではなく)そして基本的にキッチンの主導権は女性が握り、洗濯や掃除も女性の仕事と考えるか、あるいは夫婦で分担しつつも基本的な主導権(指揮命令権?)は女性にある、といった感じなのでは?と。
ゲイの場合、まあゲイと言ってもいろいろで心や精神構造や趣味の傾向が「女性」(トランスジェンダーではなく)の人は、妻になりたい願望でいわゆる専業主夫的な役廻りの人も存在するけれど、おそらくあまり目立たないながらマジョリティーのゲイカップルは「男の2人暮らし」という言い方になるかと。2人の男(ゲイ)が共同生活を始めると、どちらが妻でどちらが夫?みたいなことにはならず、互いの得手不得手や育ちだったり考え方だったり様々な点で、そちらかの優位な点や得意な点などを優先することで、2人の生活の中での「役割」が決まっていくようなイメージがあります。
実際、僕は前彼のときなどは殆どキッチンに立つことなんてなかった。料理はできるし苦じゃないけど、それ以上に前彼は料理が趣味みたいなところがあったし、仕事のストレスを料理で発散するみたいなところもあったので、「じゃあ料理はお前が担当ね」みたいな流れに自然になったように思います。栗助の場合は、味覚の自己防衛も兼ねて僕が料理をする感じだけど、それは栗助もある種僕に対して申し訳ないけど致し方ないと思っているのか、買い物は一声掛ければすぐ行ってきてくれる、とか。あと、休暇などのお得チケットとか気になるホテルなんかを見つけて、交渉予約からプランニングをするのも(僕も割と好きなんだけど)それ以上に栗助の方が向いているのでそれは彼の担当。
お金の管理は絶対的に僕。栗助に任せるとヤバい。家電商品の値引き交渉とか、オークションでの底値買いみたいな小さなお金はしっかりしてるように見えて、放っておくとデカいお金を「はあ?」といった感じでポンと使ってしまう。その小さいカネで得した利益を、デカい無駄な出費でチャラどころか大赤字にしてしまうミラクル・・・(泣)。
みたいな。まあ、一般的にゲイのカップルというか夫夫生活は、業務適正で家庭の役割を振り分けるイメージなのかと思われます。
by usatoru
| 2014-02-02 15:29
| 僕らのこと
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Comments(1)
Commented
by
mai
at 2014-02-03 09:34
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あ〜なんかとてもよく分かります。身近のゲイカップルを見ててその通りですもんwちょっとシェアハウスっぽい感じ。何はともあれ、日常が戻ってそれはそれで楽だけど淋しいのかな?と。私はスイスからのゲストが帰ったあと、淋しい様けれど安堵感という複雑な気持ちになります(。・・。)
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