2015年 09月 27日
カボスの便り |

箱いっぱいにピンポン玉より一回り大きい粒ぞろいのカボスたち、見ているだけで楽しくなります。「道の駅」で特価!だったと(笑)。東京だと3個くらいの小さいヤツがネットに入って売っている程度で、そもそもあまり見かけない上に高い。友人曰く、その値段くらいでこの1箱が買えたとか言ってるんですが、本当に!?って感じです。去年は庭に実ったカボスを送ってくれて、それこそ大きさも不揃いだけど、枝と葉っぱ付きで黄色いのあり緑のヤツもあり、でそれはそれですごく「秋の実り」を感じさせる温かさがあって、それに木の枝についたカボスが珍しくて(笑)しばらく僕の机の上でオブジェになってたりとか。
大人になると、友人とはいえ距離に関係なくそうそう会えるものではなくなります。そんな中で、こうした季節の便りみたいなものっていいもんだな、と思います。何かをきっかけに「時々思い出してますよ」という想いと、そして贈られた側も忙しさの中でふとその人やその土地を思いだす。
そういう気持ちを受け取ることを忘れて、送られてきたモノだけに気持ちがいってしまうのは残念なことです。ちょっと毛色の違う例えだけど、本来の中元や歳暮だってそうだと思うんです。お世話になった人に対して「モノを送る」という行為ばかりがクローズアップされて、「ウチは中元とか歳暮ってのはやらないんで」なんて言う個人や法人って、なんだか古い習慣を打ち破るようなちょっとクールでカッコいい!?感じ(笑)。ただ贈り物の本質は「気持ち」だから。親しみとか、懐かしさとか、感謝とか、そういう目に見えない心を、モノに託して贈るのであって、今は心がないのにそうしたモノを贈るから「やっかいな風習」のような邪魔者扱いされるってことなんでしょうね。キライで感謝の気持ちもないのに上司に歳暮とか(笑)。義理チョコとか(笑)
今日は中秋の名月です。魚でも焼いて新鮮なカボスをたっぷりかけて、そしてそれを有効利用して風呂にでも浮かべて。本来であれば月を愛でながらカボスを浮かべてチューハイでもひっかけて、、といきたいところでしたが、あいにく今日の東京はくもり空。

by usatoru
| 2015-09-27 14:01
| 日常生活
|
Comments(2)