銭湯はイイね～

家付近だったり、あるいは仕事帰りなんかでふと見かけた際に、すぐ銭湯に入ってしまう癖がありますｗ　昨日立ち寄ったのは、浅草橋の鶴の湯。車だったので、ナビをつかって近くの銭湯を探したらココでした。昭和初期の創業で築90年以上。外観もそのままの宮造りで、屋切の鶴もレトロ感たっぷり。お湯の温度が43-44度くらいと、さすが江戸っ子な感じの熱い湯で、ふーーッて感じ（笑）

スーパー銭湯もいいんですが、やっぱりこういう街中の銭湯。ジャージ姿で自転車で乗り付けて「こんばんわ～」なんて入っていく兄ちゃん、サンダルつっかけて洗面器抱えてやってくる近所のおばちゃん。なんかそういう風景、空気がたまらなく愛おしい。

僕なんかは、もちろん「初登場」なので全くもって馴染みの客でもないんだけど、番台に座る人の人柄もまた銭湯の性格を表すというか。テレビ見ながら無愛想に釣りを渡すじいちゃんにも別に腹は立たないし、あるいはニコニコと愛想のいいおばちゃんにはなんだか和んだり。

なんか今の社会って世知辛くて、やっぱりSNSのせいもあると思うんだけど、匿名でいろいろと世間に言いたい放題言える社会が、それって結局僕らを幸せにしてるのかって話のようにも思うわけです。ストレスの発散と自己満足だけで、一部の人のクレームで除夜のカネが廃止になり、公園で遊ぶ子供に「歓声をあげずに静かにしなさい」というような社会。そんな中で、こうした昔ながらの昭和の空気漂う人間臭い場所って、ほんとにホッとする。

そんな一般的なこと言っている一方で、もしかしたら僕がこれまでゲイとして生きてきた中で、自然に身についてしまった様々な「一般社会」での立ち回りとかそんなことにやっぱり疲れていて、そんなことがこういう銭湯なんかで一気にふわーっと流れ溶けだしいい意味で無心になり、そしてリセットされているのかもしれないね。

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