2021年 02月 05日
みんな森さん♪ |

こんな経験ありませんか?
友人同士で話をしているとき、同じく友人でいつも仲のいいA男とB夫の話になり「もしかしてあの2人、コッチ?(ゲイ?)」なんて話に声を上げて笑ったり、あるいは笑わずともニコニコとあたかも楽し気に振舞ったり。いや、発言の問題を認識して笑わなかったよ、という人もいるでしょう。
でも、そこで声を挙げてその問題発言を指摘したり、是正訂正を求めることをしない限り、それは森氏の女性蔑視発言に対して笑ったという(あるいは誰も問題を指摘しなかった)という周囲の人たちと貴方は何ひとつ変わりません。
具体的なケースが違うだけで、自分を棚に上げて、この森氏の周囲に関しても非難をしている人たちに対して、まるで自分がそこにいれば声を挙げて森氏の発言に食い下がったのに、と言わんばかりの世論に「はあ?」って正直思いましたね。森氏の発言そのものはともかく、欧米など海外メディアでもこの周囲の笑いや、誰もそれを止めなかったという問題にも触れています。だけど、彼らがそれを問題として取り上げて非難できても、正直日本人がこれを指摘できる資格のある人はなかなか少ないように思います。
欧米崇拝者ではないけれど、女性問題に関するナーバスさは欧米ではかなりなもので、ある意味で世相や文化として決して言ってはいけないものとしての共通認識があります。だから、そういう発言があれば大問題になる土壌がある。ただ、やはり日本はまだ未成熟というか人種とか女性、LGBT等々どうも差別というもの対する概念や自己認識が甘く、社会として未成熟としかいいようがない。それは、教育を受けた人や、それこそ政治家レベルであってもそうなんだから全くどうしようもない、、、知性と教養の話です。
ただ実際、きれいごとだけではなく、人間関係の上下やその場の空気のようなもので、例えば和やかに歓談しているパーティーの中で、ふいに問題発言があった際に、そこでその失態に声を挙げて非難する、ということは正直なかなか難しい場面ではある。ただ、少なくとも、、そこで笑っちゃいかんよね、、、みんながその発言に対して「え!?(今、何言った?この人)」とか「しーーーーーん」となって、発言者がその異様な空気を察知し自らの失態を認知するような方向に持っていくとか、せめてそうでなくちゃならない。
って、多くの日本人を敵に廻したかもしれない僕♪

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by usatoru
| 2021-02-05 17:54
| つぶやき
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Comments(2)

どうも。初めまして。いつも楽しく読まさせていただいております。今日のこの件、おっしゃる通りだと思います。アメリカの英語クラスで、メールオーダーブライド(というのかな?)の話のディスカッションになったとき、先生が「君、試してみたい?」と言い出して、クラスがヘラヘラ笑った時のことを思い出しました。僕はそれがすごく不快で、でもその場では(日本人らしく、へへへ)何も言えなかったんですが、クラスが終わって直ぐに当時の拙い英語で、あれはoffensiveだと抗議したんです。そうしたら先生の態度が平謝りというか、ガラッと変わっちゃってビックリしました。後でこの先生は、期末の生徒による評価を恐れていたんだなと理解しましたが、アメリカのそういう部分に触れた、最初の体験でした。・・・それからこれは、ちょっと話が違うかもしれませんが、家族と食事をしている時に、母が「XXちゃんのお友達は、コレなんだって」と、いわゆるeffeminateな男性のことを笑うような仕草をした時、「そういうのはいけない」と、声を荒げてしまったことがあります。母はシュンとしてしまったのですが、私はそんな彼女をそのまま放ってしまいました。後で、何故いけないのか説明するべきだったと後悔しました。家族だと甘えて感情的になっちゃうのかもしれません。あーあ。
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MMさん、こんにちは。先生にしてもお母さんにしても「悪気がない」というのが一番難しいところですよね。人の意識や文化を変えることに即効性はなく時間がかかる。ハード要因ならすぐにチェンジできるけど、ソフトはそうはいかない。当事者や意識ある人たちが、そういうことを鬼の首を取ったように責め立てるだけではなく、時間をかけてでも相手に気づかせるやり方もアリかなと思います(^^