2022年 06月 25日
任意保険は割高プランで。 |
車の任意保険の更新時期だったので自動更新ではなく、ディーラーで見直しをして違う保険会社にしました。
車を乗る人であればご存じのことですが、車の保険は、大枠で搭乗者に関して「本人のみ」「本人と配偶者」「無制限(誰が運転してもOK)」の3つがあり、当然ながら保険対象が限定されている方が安くなるわけです。実際、僕の車は自分以外に運転するのは栗助くらいしかいないので、日常的に考えると(僕らが法的には他人同士だから)「無制限」で一番高い値段設定の保険になるのだけれど(←そういうもんでしょ、と思ってしまってるあたりが悲しいw)、ディーラーの担当者に念のために「いや、ウチは入籍はしていない内縁の関係なんですよ」とちょっとオブラートに包んだ形で告げたところ、その保険のパンフレットを持ち出してきてここでいう「配偶者」の定義が書いているところを説明してくれました。
今の保険はなかなか世相に応じていて、内見関係とか同性のカップルもこの場合の配偶者として認知していました。すばらしい!一方で、この営業マンは僕の相手が「内縁の妻」だと思ったんでしょうね、まあ僕がそういう言い方をしたからだけど。僕は「同性カップル」も認めるということをパンフレットを目で追って理解していたので、じゃあ保険は「本人と配偶者」のプランで行こうと思ったわけなんだけど、この場合その相手の名前、生年月日とか性別を申告するようなフォームになっていて。つまり、同性カップルの場合はさほど縁もない店の人にカミングアウトをしなければならないわけです。しかも自分や相手の名前や生年月日などの個人情報まで添えるご丁寧さなので、なんかもういいやって感じになって(笑)。で、結局、一番割高の誰が運転しても保険適用になる「無制限」で契約しました。
なんかね、僕は大々的にカミングアウトはしていないし、意識として積極的にしようともしていない。でも結構社会的な見え方では必死に「隠そう」とも思ってなくて、ある意味自然体。よく書いてるけど、ホテルや旅館のチェックインなんかも2人でフロント行ってダブルに泊まるし、同じマンションの飲み友達夫婦とも別に具体的なカミングアウトせずとも普通にカップルとして話してるし等々。なので、車のディーラーさんにカムアウトするのもその流れでいうと別によかったのかもしれないけど、これまでの話だったり廻りの環境からなんとなく憚れたわけで。なんていうか環境とか制度が整備されても、本質的にLGBTを受け入れるとか、もっと言うとそんなこと誰も気にしていないような社会が前提で、いちいちそんなことを本人達に告白や申告させなくてもいい雰囲気にならないと、制度も機能しないんだよな、と。同性婚とかパートナーシップ制度も、そもそも役所でカミングアウトするような感じになるのがイヤっていう人も少なくないのも事実。それは社会の未熟さもあるし、そして勿論僕ら当事者側の問題課題や意識の持ち方もまだ未熟な点もやっぱりあるとは思うんだけど。
※写真は先週泊まったヨーロッパでのお宿w

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by usatoru
| 2022-06-25 11:55
| 同性愛考・・・
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