ことごとく運に見放された時

年明けからの仕事が本当に超過密かつ重責続きで、それがおおよそ大きな山を越えた、、、と思える状況になったのが一昨日の金曜日。仕事内容的に自分でも非常に納得度も高くクライアントからの評価も非常に高くて、すっごい疲れたけれどその疲れの中に達成感と開放感を感じながらのアフター５。

帰宅の途中でふと気が付いてしまったわけです。「あ、、、家の鍵持ってないかも！？」その予想は覿面で、カバンの中を探してもナッシング。今朝、栗助よりも早く家を出たから、家の鍵をかけることなく出てきたので鍵を持っていないことに気付かずに出かけてしまったわけで。つまり、このまま家に帰っても家に入れない。エントランスは宅配とか他の住人が開けた際に入れたとしても、肝心の我が家には入れない、そんな状況。そして、今日から火曜日まで栗助は仕事で大阪＆長野で友人とスキーとか言ってて留守。

ぐったりと疲れていた中で、さらにそれが追い打ちをかける。もう考えていても仕方がない。僕もこの週末や月曜日にも用事や仕事があるし、家に入れずに着替えなどもないままにどこかホテルで待つなんてこともできない。東京駅に向かい、その道すがらアプリで一番早く出る新幹線を予約する。ずっとこの10日間くらい緊張感の中つっぱしり眠不足気味でもあり疲れていたので、新大阪までグリーン車。これはせめてもの自分へのいたわり。

で、東京駅に着き、華麗に指定の新幹線に乗り込む。栗助には「鍵、家に忘れた。今から新幹線で大阪行くけどホテルはどこ？」とLINEをする。すぐには返信ないもののとにかく現地に向かう中、改めて大阪への到着時間を確認すると22:00すぎで思ったより遅い、、ってよく確認したら、予約して乗った新幹線が「のぞみ」ではなく「ひかり」だった（泣）。

愕然として打ちひしがれていると、栗助からLINEの返信がある。「え！？今、大阪から長野についたとこ」「大阪泊りじゃないの？今日中に長野移動！？？」ってわけで、大阪に向かったところで全く意味がないことが発覚。そうなると今度は「ひかり」だったことが功をなし、その事実を知った段階で次に停まる静岡で下車し、東京に戻ることにする。のぞみだったら名古屋までいかざるを得なかったから、災い転じて福と成すと考えていいんだろうか（複雑）。

で、それを決定した段階で僕は車内で静岡から東京に戻る新幹線を検索する。すると、僕は静岡に到着した10分後のタイミングで東京行があったので、早速それをアプリ予約。で、静岡に着いたら、ダッシュで反対にあるホームに向かい、ちょうど停まっていた新幹線に乗り込みそしてドアが閉まる。間に合った～、と思ったらアナウンスが流れ「ご乗車ありがとうございます。この新幹線はこだま〇〇号、東京駅です」とアナウンスが流れる。「え？こだま？？？」そう、僕はあまりにも俊敏に乗り換えたせいで、本来乗るべき「ひかり」より1本前の「こだま」に乗ってしまってた。再度泣くしかない状態。この「こだま」は当然東京まで各駅停車で途中で、本来乗っていたはずの「ひかり」のどこかで追い抜かれる。富士宮とか三島とか熱海とか、普段見たこともないような駅に泊りながら、傷心の僕をこだまは東京に運んでいく。栗助から再度KLINE。「長野に来れる？」「調べたけど東京着の段階で、もう長野に行く新幹線がないから今晩中には言えないわ、、、」なんだかんだでもうそんな状況に。

結局、栗助から「最終の新幹線で東京に戻るよ」と連絡。翌朝一番の新幹線でまた長野に戻ると。優しい、、かつ迷惑かけすぎ。。。東京駅からはタクシーで自宅まで10分くらいなんだけど、僕もせめてもの栗助への罪滅しに家に帰らずに翌朝すぐ新幹線に乗れるように東京駅隣接のホテルを予約する。ま、僕も東京に着いてから、栗助が東京駅に着くのが23:30過ぎだったからそれまで居られる適切な場所もなかったし。いや、本当に散々なアフター５。要は大阪までのグリーン車代だんかも結局損したわけで。仕事帰りで混雑する東京駅やら新幹線乗り場を、なにやら一見颯爽と歩いているように見える中年オヤジが、実はこんな間抜けな行動をしているとは誰も知る由がない。

鍵を忘れたことに気付いた以降のかかった金額を出すと本当にバカバカしく笑えるのであえて公表する。まずは事件発覚後、その日はランチも食べていなかったことから腹ごしらえ、何はともあれお疲れ様！の慰安を兼ねて東京駅構内のすし屋で夕食とったりで、仕事終わりから23時くらにかけての出費は短時間でこんな感じ。

寿司＋ビール　　　　　　5,300円

東京ー新大阪（Ｇ席）　19,000円　←ほぼ無駄金。

コーヒー　　　　　　　　　300円

静岡－東京（普通席）　　6,300円

東京でのホテル　　　　38,000円

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合計　　　　　　　68,900円也

死にたい。　

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