2006年 10月 19日
例の・・・HIV結果発表 |
※ある意味「前編」はこちらをどうぞ。
ええ、全ての検査は陰性で、問題ありませんでした。 (ほっ)
皆様今日はどうぞ温かい拍手で私をお迎えください。
たいがいそうですが、HIVウイルスの感染は「まさか自分は・・・」とか「たった一度きりのことなのに」というケースもよくあると聞きますが、僕も自分を省みた場合、栗助が僕を騙すか裏切るか?、あるいは寝ている間に誰かの血を注入でもされない限り(←ありえない)、基本的に大丈夫なはずとは思っていたのですが、やはりちょっと緊張しますね、これはー。待合室で待ちつつ、平静を装いながら
「10分後には世界と人生観が変わってみえるかも・・・」
と「もしも」のケースに備えて本気でイメージして、覚悟もしました。例によって今日は1週間前に検査を受けた人の結果告知なので、今日も「ゲイだらけ」なわけですが・・・・・一人ね、呼ばれた後、ドクターだか保健婦さんに抱きかかえられるように鼻をすすりながら出てきた若者がいました・・・・。その時は僕もまだ呼ばれるのを待っている時だったので、そんな姿を見ながら、僕ももしHIV陽性だったら・・・・気持ちを強く持って冷静に受け止め、しっかりと診察室から出てこようと思いました、ほんとに。
こういうのって結果を告知するのはドクターなんですね。
最初呼ばれて検査結果を告知され、詳しくは保健婦さんから・・・・ってことで、また例のオバサンの部屋へ。しかも、また同じオバサンでした。まあ今回はもうわかってるし、鼻っから観念してるんで、何のショックもありませんでしたけどね。
婆 「よかったわねー、ちゃんとヤル時はコンドームするのよー」
文 「はーい!」(元気に)
みたいな。←一種の神経麻痺ですな、コレ。
なんかね、部屋を出る時なんて初産で子供を生んで産婦人科の担当医にお礼を言う新妻の気分でしたよ。←経験ないけど。
「ありがとうございました。お蔭様で無事退院することができました」
うん、そんな感じ。
街に出て街の雑踏の中を歩いたわけだけど、ほっとした気持ちは勿論ある中で、いろんな意味で教訓になった部分もあって、無意識のうちに逆に「HIV陽性と告知された場合の心理」をロールプレイングしている自分がいました。もし、そうだったら・・・・今僕はどんな気持ちでこの街の風景を、街ゆく人々を見ているのだろう・・・・栗助に、家族に、そしてこれからの自分の気持ちの持ちようはどうしただろう、マジメに考えました。
でも本当に定期的な検診はした方がいいと思います。僕も今回は白でしたが、過去2ヶ月については「まだわからない」わけで。そして、、、くれぐれも、少なくとも皆さんはゲイ集中攻撃日の検査日にはご注意を。って別に彼ら(僕)もストレートの皆さんに食いついたり、噛み付いたりしませんから、変な警戒は持たなくて大丈夫。約束します(汗)
↑ ふーーーー。クリック!
by usatoru
| 2006-10-19 19:46
| 自分のこと
|
Comments(6)
うん、分かります、分かります。
私も、結果がわかるまでは、今まで付き合った人の顔を思い浮かべながら、「陽性ってことはまず無いだろう」って考えながらも、やっぱりドキドキしましたもん。
目の前で泣き崩れて出てくる人を見ると辛いですね。
そうそう、ドイツ人のおっちゃんらは、東欧春ツアーとか行くらしいですよ。どこの国も一緒ですねえ、まったく。
私も、結果がわかるまでは、今まで付き合った人の顔を思い浮かべながら、「陽性ってことはまず無いだろう」って考えながらも、やっぱりドキドキしましたもん。
目の前で泣き崩れて出てくる人を見ると辛いですね。
そうそう、ドイツ人のおっちゃんらは、東欧春ツアーとか行くらしいですよ。どこの国も一緒ですねえ、まったく。
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tai
at 2006-10-20 09:21
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緊張しますよねー。私も結果を待つ間は色々と想像しました。
でもそういう「自分の身に置き換えて」物事を見る経験って大事なことだと思いました。人って、自分のことじゃないとなかなか真剣に考えられないもんじゃないですか。
そういう意味でも多くの人が普通に検査できる雰囲気になればいいなーなんて思います。
おつかれさまでした。
でもそういう「自分の身に置き換えて」物事を見る経験って大事なことだと思いました。人って、自分のことじゃないとなかなか真剣に考えられないもんじゃないですか。
そういう意味でも多くの人が普通に検査できる雰囲気になればいいなーなんて思います。
おつかれさまでした。
僕が一番HIVのテストでドキドキしたのは永住権の申請のときでした!
米国だとHIV+で永住権申請が却下されるのでもう気が気ではありませんでした。もっとも、Buntaさんと同じで別にやましいことは一切ないので心配しなくてもいい状況だったのですが、やっぱりあれはね~
日本でもまだまだテストを受けるのに躊躇する人達が多いので
このブログを読んで一人でも多くの人がテストを受け必要のない感染を少しでも防げるといいですよね!
米国だとHIV+で永住権申請が却下されるのでもう気が気ではありませんでした。もっとも、Buntaさんと同じで別にやましいことは一切ないので心配しなくてもいい状況だったのですが、やっぱりあれはね~
日本でもまだまだテストを受けるのに躊躇する人達が多いので
このブログを読んで一人でも多くの人がテストを受け必要のない感染を少しでも防げるといいですよね!
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usatoru at 2006-10-20 19:32
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usatoru at 2006-10-20 19:34
taiさん。結果はともかくとしても、考えるということにおいて僕にとって
いい経験になりました。
でも、なんか義務づけちゃってもいいんじゃないかとも僕は思いました
けどね。いろいろ反対派もいるでしょうけれど・・・・。
いい経験になりました。
でも、なんか義務づけちゃってもいいんじゃないかとも僕は思いました
けどね。いろいろ反対派もいるでしょうけれど・・・・。
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usatoru at 2006-10-20 19:35
J-SFOさん。またそれはドキドキですねえ。なんかHIVだけではなく、
その先にもドキドキの要因がダブルであるということですもんね。
でも、一人でも多くの人が検査をして、そして安心な結果であうことは
勿論「考えるきっかけ」を持ってもらうことって必要ですねー。
その先にもドキドキの要因がダブルであるということですもんね。
でも、一人でも多くの人が検査をして、そして安心な結果であうことは
勿論「考えるきっかけ」を持ってもらうことって必要ですねー。