2007年 08月 19日
母として女として姑として VS 嫁として(泣) |
といつもの堂々巡りになってしまうわけですが。栗助のママ、略称「栗ママ」からメールが入ってました。
「まあ、プラハにいるの?近くじゃないの。先に言ってくれれば私も合流したのにー。残念だわ~。で、今度はいつこっちに来るの?あの子犬たちも大きくなったのよ・・・・」
と延々とこんな感じで続くんですけど、そもそもお義母さま、どう考えてもプラハからお宅まで・・・・ぜんぜん近くないですから。 ってまあ、東京に比べればヨーロッパ内であれば「近い」って言いたくなる気持ちはわからなくはないんですけどね。
まあ栗助も曰く。
「ほらねー。だから先に言わなかったんだよ。言っちゃったら絶対来るよ。ホントに来ちゃうよ」(汗)
ってなんだか化け物か何かが来るような言い様・・。いや、ホントにいいママなんですけどね。(ついでにこういう場合はもれなく栗パパも付いてくるわけですが) まあね、これも分からなくはありません。元気な青年2人(え?)の旅に、シニアが随行するとなると以下のような心理やら事象が考えられるわけです。
「こんなに歩いたら死んでしまうんじゃなかろうか」
「ランチにそこらでサンドイッチ買って、そこらの階段に座って食べたら叱られるだろうか」
「道端の石の上に腰を下ろして休憩なんかしたら、お義母様のお洋服が汚れてしまうだろうか」
「普通列車の移動じゃなくて、やっぱり特急に乗せて一気に移動しなくちゃだろうか」
「ビールとソーセージだけだと梅干が食いたくなるんじゃないだろうか」←それはない。
「ちゃんと朝昼晩を定時に食べないと餓死したりするんじゃないだろうか」
「僕らのマン・ウォッチングの時間は死守できるのであろうか」←大問題。
「さすがに彼らの前で手をつなぐのは恥ずかしい(ポっ)」
しまいには、
「僕ら、ダブルベッドどころか部屋は別にした方がいいのだろうか」←「乙女の嗜み」ってか(汗)
あと、十分考えられるのはもう半ば(この際言っちゃうと・・・)気持ちは本当に有難いのですが、気持ちだけで本当に十分なほど、、、、お土産とか持たせてくれちゃうんですよ。例・・・・毎週気分を変えられると思われるような多くのテーブルクロスやランチョンマット達。ちょっと日本じゃ着られないかなーーって思われる栗助用、僕用それぞれのシャツ。しかも僕の場合は絶対的に袖が長い(汗)。とかね。あと、栗助の好きな食材など。
いや、一応ちゃんと言うんですけどね。気持ちだけでいいから。使わない場合もあるからって。でもまあこれも親心なんでしょうね。何かしか持たせたいわけですよ、嫁の僕はともかくとして(って嫁?)かわいい息子の栗助に。でもまあ、ヘンな話、こういうのを持って帰ってあげるのもある種の親孝行なんですよね。僕もやっぱり遠く異国の地にいる栗助を預かってる嫁として、せめてそういう親心は汲んであげたいですし。
・・・まあ僕も出張なんかで時間的地理的に条件が合えば、時々栗助の実家に泊まりに行ったり、機会あれば栗助と一緒に遊びに行ったりもするんですけどね。何よりも僕は栗助にしても、栗パパ・ママの喜ぶ様子を見ているのが一番嬉しい。正直、僕は席を外してもいいくらいなんだけど、僕としては栗助が少年時代を過ごした面影や時間の経緯をあの家で眺めているのが好きっていうか。栗助の勉強部屋もちゃんと残ってる(笑)。古ぼけたクマのぬいぐるみなんかもその部屋の机に置いてあって、栗ママが「生まれたときはこのクマと同じ大きさでね。このクマがいないと寝ない子だったのよ」なんていう昔話を聞くのもなんか僕まで懐かしくなってしまうような。
話は飛びますけど、お子さんのいる読者の皆さん。
豊かゆえにたくさんの服やおもちゃを買い与えているかもしれませんが・・・・。子供さんのためにすごく思い出深い一品をつくってあげてください。そして、それを大切にとっておいてあげてください。僕の場合は、普通のサイズより一回り大きいパトカーのミニカー。そして僕が小5くらいの時に母親がデニム生地で手作りでつくってくれたペンケース。すごく気に入って、最高にカッコイイと思ってた(笑)。モノがたくさんあると、1つ1つの印象や思い出はどうしても散漫になってしまいます。「心を育む」って、こういうところにもあると、子供のいないゲイの僕ですけど思うんです。
by usatoru
| 2007-08-19 17:27
| 僕らのこと
|
Comments(22)
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poc
at 2007-08-19 17:50
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嫁としては、色々気をもむことって多いですよねぇ。。。お疲れ様です。
私も栗ママの気持ち、分からないでもないです。私のパートナーのお母さんもやっぱり遠く離れて暮らす息子のことが気がかりなようです。面倒なこともないわけじゃないけど、やっぱ嫁としてはね、文子さん。
子供時代の思い出深い一品は大事ですよねぇ。わかるわかる。私は子供の私の背丈半分ぐらいある、大きなスヌーピーのぬいぐるみでした。3歳ぐらいの私がそのスヌーピーをおんぶしてる写真があります。いつもそんなんだったらしいです。。。未だに感触を覚えてますよ。
私も栗ママの気持ち、分からないでもないです。私のパートナーのお母さんもやっぱり遠く離れて暮らす息子のことが気がかりなようです。面倒なこともないわけじゃないけど、やっぱ嫁としてはね、文子さん。
子供時代の思い出深い一品は大事ですよねぇ。わかるわかる。私は子供の私の背丈半分ぐらいある、大きなスヌーピーのぬいぐるみでした。3歳ぐらいの私がそのスヌーピーをおんぶしてる写真があります。いつもそんなんだったらしいです。。。未だに感触を覚えてますよ。
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じゅんべ
at 2007-08-19 18:12
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わたくしは嫁でも姑でもないですが、友人たちから聞く話と全く同じですねえ。いくつになっても息子は息子ってことですね。同居じゃないだけマシと思わないとってところでしょうか?
子どもの頃のものは、おもちゃの類はほとんど無くて、自分がお年玉で買ったぬいぐるみ(首がもげかけたのを自分で縫うぐらいお気に入り)がとってあるぐらいなのですが、実は自分が保育園のお絵かき教室で描いた絵を親がまだとってありました。見るとちょっと恥ずかしいけどうれしくもあります。
子どもの頃のものは、おもちゃの類はほとんど無くて、自分がお年玉で買ったぬいぐるみ(首がもげかけたのを自分で縫うぐらいお気に入り)がとってあるぐらいなのですが、実は自分が保育園のお絵かき教室で描いた絵を親がまだとってありました。見るとちょっと恥ずかしいけどうれしくもあります。
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petitcoco611 at 2007-08-19 18:27
わぁ~、これいいですね。
子供の思い出の品を作ってあげるって。残念ながら私には実在として
残ってないし(ヒドイぼろになった)思い出としては残ってるけど実物
もあったらそうとう感動だと思う。
いつか将来にそんな機会があれば大切な思い出の品を作ってあげたい
と思います!
子供の思い出の品を作ってあげるって。残念ながら私には実在として
残ってないし(ヒドイぼろになった)思い出としては残ってるけど実物
もあったらそうとう感動だと思う。
いつか将来にそんな機会があれば大切な思い出の品を作ってあげたい
と思います!
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linixedda
at 2007-08-19 19:49
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あー、分かります、そのパートナーの実家で彼(彼女)の育った雰囲気に浸る幸せ(?)。私もすごくそれを感じます。自分の知らない彼(彼女)の一面、子供のころの写真とか見ると自分の子のように愛しく感じるのは私だけではないはず。栗助さんはきっと子供のころから愛くるしいキャラを育てていたんでしょうね。かわいかったに違いない。
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ぺー
at 2007-08-19 22:31
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はじめまして。いつも楽しく読ませていただいております。
全くお姑様孝行していない我が身にはこたえました。でも去年のお正月の残りのビールはお持たせてくださらなくて結構です・・・面と向かっていえませんのでここで気持ちを語らせてください。ゴメンナサイ。
成人した息子達のお気に入りのぬいぐるみ、とってあります。
それは、母親であるわたくしにとってもかけがえのない宝物なのです。
全くお姑様孝行していない我が身にはこたえました。でも去年のお正月の残りのビールはお持たせてくださらなくて結構です・・・面と向かっていえませんのでここで気持ちを語らせてください。ゴメンナサイ。
成人した息子達のお気に入りのぬいぐるみ、とってあります。
それは、母親であるわたくしにとってもかけがえのない宝物なのです。
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beautyaya at 2007-08-20 11:42
主人の子供の頃の歌声が入ったテープを義母に頂いて、なんだかその声が愛しくて隠れて泣いたことがあります(恥)人を愛するってこんなこともあるんだなぁ~なんて思ったり・・私にはまだ子供がいないけど、将来は栗助さんのお母さんみたいになりたいです。いらないって言うのに子供にあれこれ持たせたり送ったりしちゃう愛情たっぷりなお母さんに!自分が愛するパートナーの家族や過去や小さなことさえも自然に愛してる文太さんがステキです★
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kemiuyon at 2007-08-20 15:51
(栗パパ・ママの喜ぶ様子を見ているのが一番嬉しい)
↑頭がさがります(><)姑に対する私のお腹の中は真っ黒です!!
はじめてコメントします!!
(すごく思い出深い一品をつくってあげてください)
はっとさせられました!!待ち望んで生れてきたプリンセスにしゃきしゃきプレゼント攻撃してました。。。
私はまさにこういう子育てをしたいと思ってたんです!!間違いない!!
「心を育む」
私も大事にしてる宝物あります。そしてそれによって確かに心を育ませてもらった!!
大事なこと忘れるとこやった!!どうもです!!
↑頭がさがります(><)姑に対する私のお腹の中は真っ黒です!!
はじめてコメントします!!
(すごく思い出深い一品をつくってあげてください)
はっとさせられました!!待ち望んで生れてきたプリンセスにしゃきしゃきプレゼント攻撃してました。。。
私はまさにこういう子育てをしたいと思ってたんです!!間違いない!!
「心を育む」
私も大事にしてる宝物あります。そしてそれによって確かに心を育ませてもらった!!
大事なこと忘れるとこやった!!どうもです!!
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ぺこちゃん
at 2007-08-20 16:37
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子供の思い出に残る一品・・・ そうですね。ウチの場合、保育園時代にいただいたコブタのぬいぐるみかな。あとは やはり保育園時代に買ってもらった「お出かけ用」のこぐまのバッグ。手にとって見るたびに娘も母親の私もいろいろな思い出がよみがえってきます。娘の子供時代の思い出は私にとってもタカラモノです。
栗ママさんの気持ち、なんとなくわかります。栗助さんに会いたかったんでしょうね・・・。
栗ママさんの気持ち、なんとなくわかります。栗助さんに会いたかったんでしょうね・・・。
そうですね、こっちの人はぬいぐるみっていい大人になっても
持ってますね。
ウチにも日本へ何度も行ったクマとかネコいますしw
ついでに言えば配偶者のベッドにもほぼ同い年のクマが2匹....(~_~;)
自分にも大切な思い出とともにあるオルゴールとかありますから、そういうの、大切ですよね。親にも忘れられない出来事が心に残るのと同じですね。
持ってますね。
ウチにも日本へ何度も行ったクマとかネコいますしw
ついでに言えば配偶者のベッドにもほぼ同い年のクマが2匹....(~_~;)
自分にも大切な思い出とともにあるオルゴールとかありますから、そういうの、大切ですよね。親にも忘れられない出来事が心に残るのと同じですね。
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くろすけ
at 2007-08-20 20:19
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親の気持ち・・・前は「もー」って思うことが多かったけど、やはり自分に子ができると微妙に変ってくるものですね。うちの母も栗ママと同じような感じですね。はは。
子供時代の大切なものって、ありますね。量より質!素敵な思い出を作ってあげられるようにしたいです。
ちなみに、ロンドンすでに寒いですよ。今度来るときは(…も?)ジャケット必須でしょうね。
子供時代の大切なものって、ありますね。量より質!素敵な思い出を作ってあげられるようにしたいです。
ちなみに、ロンドンすでに寒いですよ。今度来るときは(…も?)ジャケット必須でしょうね。
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あちこ
at 2007-08-21 18:49
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usatoru at 2007-08-22 19:45
pocさん。もー、文子こまっちんぐマチコ先生ですよ~。(←汗)
って困ってはいないんですけどね(^^; 思い出、大切に~
って困ってはいないんですけどね(^^; 思い出、大切に~
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usatoru at 2007-08-22 19:46
じゅんべさん。子供の頃の自分の創作物って何かこう純粋で、ある意味自分丸出し!みたいなとこがあって気恥ずかしいのもかもしれないですよねー。
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usatoru at 2007-08-22 19:47
potitcoco611さん。子供がどんどん成長するし新しいものに眼がいきがち。古いもの、使わなくなってもいずれ「大切」になるものは親がとっておいてあげないと、、、ってことなのかなと。
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usatoru at 2007-08-22 19:48
linixeddaさん。写真でみる限りかわいい赤ん坊であったことは確か。ただかなり言葉が遅くて親も心配したらしいのですが、その反動でおしゃべりっこになってしまったとさ(自称)
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usatoru at 2007-08-22 19:49
ぺーさん。始めまして!僕はその残り物のビールでも大喜びで頂戴いたしましょう!!息子さんの宝物はお母さんにとっても宝物。どうぞ大切にしてあげてくださいねー。
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usatoru at 2007-08-22 19:50
beautyayaさん。あー、なんかその泣くような愛情?っていうのかな、不思議な感情、わかる気がします。愛情でもあり、ちょっと感動にも似た感情ですよね、うん。
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usatoru at 2007-08-22 19:52
kemiuyonさん。はじめまして!なんか子供がいない僕なのに偉そうなこと言ってしまいましたが(^^; でも子供としての感覚は誰しも同じはずだと思って書かせてもらいました。プリンセスと共に楽しい時間を!
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usatoru at 2007-08-22 19:53
ぺこちゃんさん。確かに子供にとっての思い出は親にとっても同じなんでしょうね。僕は子供の立場しかイメージできなかったけど、やはり親になれば親の想いってのがありますよねー
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usatoru at 2007-08-22 19:55
maiさん。きっとオルゴールを聞くとはるか太古の昔を(えっ?)を思い出すんでしょうね。僕もある音楽を聴くと子供の頃によく聞いた曲なので、戦前を思い出す。(はあ?)
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usatoru at 2007-08-22 19:56
くろすけさん。往々にしてなんでも量より質っていうことが言えるかもしれませんね。ところでロンドン寒いのかー。心してうかがいます、かの地へ(ひゅーーーー)
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usatoru at 2007-08-22 19:56
あちこさん。あ、それ大切ですよ。やっぱり家庭の味、お袋の味。一生ついてまわる味基準のスケールです、うんうん!