2008年 01月 16日
小さな翼 |

世界はみんなそうだと思ってた
でも僕は世界と違ってた
気がついたときには世界は遠巻きに僕を見てた
いつだっただろう
そのとき僕はひとりぼっちだった
人を好きだと思う心は普遍だと思ってた
そう思う心に邪心や穢れはないと思ってた
そう信じてた子供の僕は
今大人になった僕の心の奥にいる。
僕のその小さな翼は
いつか羽ばたく夢を見ながら
今も心の奥で小さく丸くなって眠ってる。
まだ起きなくていいから。
僕の体はいつもこの翼を守るために生きてる。
無邪気に眠るもう一人の僕。
僕は頑張るから。
それに今僕は一人じゃないから。
2人で感じる悲しみは半分になるし
2人で感じる嬉しさは倍になる
僕の中で眠る小さな翼が
自分が飛べることを忘れないうちに
きっと空を見せてあげるから
それを信じて
僕を信じて
僕らを信じて
だから僕も世界を信じて
今こうしているうちにも振り返り
僕らに微笑んでくれる
たおやかな風を感じながら
その風がすべての人をやさしく包み
僕らが笑顔で手をふる世界が
手を伸ばすそ指先に
もうちょっとで届きそうだって
人々の優しい眼差しが
いつか僕らにも向けられるんだって
それをこの小さな翼に教えてあげたい
でもまだ起きなくていいから
あんまり早く起きちゃうと
まだ外は暗いから
だからまだもう少し眠っているといい
心のつぼみがもすぐ開く
光がすぐそこまできていることを信じて

by usatoru
| 2008-01-16 01:40
| 詩みたいなモノ
|
Comments(6)

どんな人にも早く夜明けが来ますように
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明けない夜はないですよ...♪
心が成長し...つぼみが大輪の花のように開花すること祈ってます♪
心が成長し...つぼみが大輪の花のように開花すること祈ってます♪
pocさん。夜明けたままに夜がこなくなると、またそれはそれで小さな幸せ不感症になってしまうのが人間の愚かさですね(^^;
sarasa618さん。ええ、それを信じて、そして日の出を見なくとも日の出の時間に近づいている予感はしてますよ!
tammys04さん。信じないとね、何事も。それぞれの道の先の光を信じて日々歩きましょー。